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私の一番近くにいる「人を繋ぐ人」

生きていく上で、楽しいこともあれば悩ましいこともたくさん。そんな女性の悩みを、専門家に質問していくYoutubeチャンネル「GOAL IN TV」。番組を盛り上げてくれている出演者の一人、マルチタレント・わさびさんのコラムです!自分の人生を楽しく生きるためさまざまなことに挑戦する彼女の生き方についての連載。

先日、GOTOトラベルを使って千葉県の鴨川へ家族旅行に行った。人によっては「考えられない!」と思われてしまうかもしれないけれど、なんと今回の千葉旅行のメンバーは、“うちの家族”と“うちの弟の奥さんの家族”の7人だった。

我が家は、私が27歳の時に母が亡くなっている。だから現在は父・私・弟の3人ぽっちになってしまったのだけれど、実は昔よりも仲がいい。

昔から「どこかへ遊びに行こう」と言い出すのは母だった。家族は4人とも血液型がB型で、食卓を囲んでも各々が違うトークテーマで話しているような、そんな不思議な一家を母が統率していた。

そして、私や弟が忙しくバラバラに生活を送っていた時に母が亡くなり、私達“残されたB型三人衆”は再びトークテーマを合わせる作業をした。自分たちにとってあまりにも存在感の大きな母の死を、力を合わせて乗り越えなくてはならなかったからだ。残された私達を最後までガッチリと繋いで、母は旅立っていった。本当に「お母ちゃん」ってものは偉大だと心から思う。

3年前、我が家に新しい「お母ちゃん」が現れた。父が再婚したわけではない。新しいお母ちゃん、それが、今回の旅行を企画してくれた“弟の奥さん“だ。私よりも歳下だから「お母ちゃん」という表現も、母と重ねること自体も失礼かもしれないが(笑)。

「甘える対象」という意味ではなく、母がいなくなってポッカリ開いた部分にカチッとハマってくれた女性。私にとって弟の奥さんはそんな存在の人だった。いつも笑っていて、楽しいことが大好きで、嘘がなく、本音で喋ってくれるところが気を許せる。そして家族をつなげてくれる、素敵な人だ。

彼女は、私がステージに立つと必ず友達や弟を連れて観にきてくれた。自分のやっていることを弟に応援してもらえるようになったのは、紛れもなく彼女のおかげだ。そういう意味で、母なのだ。

母と、弟の奥さん。2人を思い浮かべてみると、2人ともいつも笑っている。楽しんでいる時も、あーだこーだと文句を言っている時でさえ顔はニコニコ笑っていて、だからみんなが安心してそこに集まってくる。

私の一番近くにいる「人を繋げることができる人」には、“いつも笑顔”という共通点があった。

私もそういう人になりたい!真似したい!と何度も思ったけれど、これがなかなか難しい。ちょっとモヤモヤしたことが頭をよぎると、気を抜いた隙にすぐ表情筋が落ち着いてしまう。でも、だからこそ彼女たちに会いたくなる。そっちの人間になれないのなら一緒に時間を過ごせばいい。

目の前にとてつもなく人生を楽しんでいる人がいると、こっちまで楽しくなってきちゃうから。

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