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みんなで手を取り合って、コロナを生き抜く!

生きていく上で、楽しいこともあれば悩ましいこともたくさん。そんな女性の悩みを、専門家に質問していくYoutubeチャンネル「GOAL IN TV」。番組を盛り上げてくれている出演者の一人、マルチタレント・わさびさんのコラムです!自分の人生を楽しく生きるためさまざまなことに挑戦する彼女の生き方についての連載。

正直に言おう。コロナのある世界になってしまってから私は、仕事が激減してお金がない。税金を払うのがしんどい。きっと、みんなそうだろうな。みんなしんどい中で生きているんだろうな。

私は自分の面倒だけ見ればいいけど、家族を養っている人はどうしているんだろう。私は住む家に困ることはないけれど、一緒に夢を追いかけていた仲間達はどうしているんだろう。

先の見えなさすぎる不安で、心細い思いをしているんじゃないかな。とても心配になる。

26歳の時、一度だけ「これ死ぬしかないかな」と思ったことがある。

東京で一人暮らしをして、税金を払って、奨学金を返しながら芸能をやって、居酒屋のアルバイトに週何度か出勤するだけでは生きていくお金が全く追いつかなかった。

家賃は何ヶ月分も滞納した。26歳のカッコつけは誰にも相談できなかったから、なんとなく「あ、これ、死ぬしかないのかな?」と思っていた。

ネイルもマツエクもやらない、ブランド物や化粧品に興味のない私でその状況だもの。東京で、少しの稼ぎだけで生きるのはめちゃくちゃ大変だ。

でもある時「いや、こんなことで死んだら恥ずかしいぞ」と思い直して、私は生き方を変えることにした。水商売をすることにしたのだ。

「芸能をやりたい人が水商売なんて」と思う人もいると思う。私もそこをすごく悩んだ。それまで働いていた居酒屋の仲間とお別れをするのも嫌だった。

だけど私は生きなきゃいけなかった。だから思い切って夜の世界に行くことにした。歌舞伎町にある、水着の女の子が接客してくれるガールズバーだった。

お金って、本当に心の余裕を左右する。私は息を吹き返した。水着姿で働くのも、飲酒によって毎日記憶を無くしてしまうのも大変だったけど、あの時マジで間違えて死ななくてよかった。

思い切って水商売の世界に入って、私は色々なものを手に入れた。心の余裕と、人を見る目と、尊敬できるお客さん達と、めちゃくちゃ素敵な仲間。

何かを諦めたり、逃げたりすることは全然悪いことじゃない。「自分の描いていたものと違うかも」と最初は思っても、いざ道を変えてみるとそこにはまた新しい世界が待っている。

私を助けてくれたそんな水商売業界も、コロナで大変なことになっている。私たちは生き抜けるのだろうか。

でも、生きるしかない。プライドを捨てて、みんなで手を取り合って、生き抜くしかない。夜が来ると、とっても重たい気持ちが押し寄せてくるけれど。

グッとこらえられそうならこらえよう。逃げる手段があるなら逃げよう。そして笑顔でまた会おう。お金は全然ないけれど、みんなと何か楽しいことができないかと、私はずっと考えている。

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