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変わる生活様式。古民家暮らし、始めました。

生きていく上で、楽しいこともあれば悩ましいこともたくさん。そんな女性の悩みを、専門家に質問していくYoutubeチャンネル「GOAL IN TV」。こちらは番組を盛り上げてくれている出演者の一人、マルチタレント・わさびさんのコラムです!美容や見た目は気にするけれど、それは私のため。恋愛に捉われず、自分の人生を楽しく生きるため、さまざまなことに挑戦する彼女の生き方は、読むだけでエネルギーがもらえます!

つい一週間前まで都心に住んでいた私が、千葉で田舎暮らしをすることになりました。
新型コロナの影響で「新しい生活様式」が推奨されるようになったことがきっかけで、時代の流れに沿うのもたまには良いかなと、思いきって千葉の田んぼだらけの地域に移住してみたのです。

現在32歳の私が幼少期を過ごしたのは千葉県の市川市。そして、成人して一人暮らしをしていたのは東京の新宿区や世田谷区、豊島区。とにかく便利で人が多い場所でしか生きたことがありません。

家賃は高いけど常におしゃれな店や街並みに囲まれて、美味しいご飯屋さんやバーが家のそばにあることが、働くオンナのステータスだと思っていた私でしたが、この自粛期間で価値観がガラリと変わっていきました。

まず「交通の便が良い」ということが重要ではなくなりました。仕事上で「人に会う」「場所に赴く」ということが、コロナの外出自粛によって最低限で済ませる方法を沢山知ったからです。

もちろん実際に出向く必要があることもありますが、簡単な会議ならzoomでちょちょいのちょい。リモートワークが可能であれば、出社する必要が無い場合も大いにあります。

そしてお買い物は、本当に必要なものしか買わなくなりました。おしゃれして行く場所が減れば、服はそんなに買わなくていいし、食事だって工夫すればいくらでも自分でおいしいものが作れる。今まで私がやっていたことがどれだけ無駄で薄っぺらかったんだろう、そう思うようになりました。

特に外出自粛になってからの買い物はほぼAmazon。わざわざ店舗に出向かなくても大概のものは宅配で手に入ることに気づくと、もう人混みをくぐって買い物には行けません。満員電車も街中も、マスクをつけた人でぎゅうぎゅうで本当に息苦しいですから。

そう考えると、もはやなぜヒィヒィ言いながら高い家賃を払ってこの生活を守ってきたのかわからなくなってきました。だからもう意を決し、この割と都会っ子が、父の生家である千葉県の市原市にある古民家で田舎暮らしを始めてみたのです。

引っ越してからというもの、とにかくイライラしないようになったことには自分でもびっくりしています。

朝は決まった時間に起き、雨戸(木造住宅を雨風から守るためのカバーのような扉)をガラガラと開けるのが私のモーニングルーティーンになりました。木でできた雨戸は結構重く、収納にコツがいるので、朝から割といい運動になるんです。マンション住まいだと絶対に感じることのない苦労。だけど、自然と起きる時間が決まるし、朝から動くと気持ちがいいのです。

雨戸を開けたらコーヒーを淹れて飲むのですが、以前はテレビのワイドショーなんかををお供にしていたのに、今はテレビが必要ありません。

窓から見える山を眺めたり、時には雨がしとしと降っていたり、風で木々が揺れているのをボーッと見ているだけでコーヒーがおいしく感じられるのです。なんだこの田舎マジックは。“プリンセス天候”の大自然イリュージョンを楽しみながら飲むコーヒー。インスタントなのに旨すぎる。おかげで私は移住してから一度もテレビをつけていません。

テレビどころか、エアコンもいりません。古い日本家屋なので、網戸にすると風が部屋を通り抜けて気持ちが良い。

さらに、道に人が歩いていない時はマスクも外せるのでずっと息苦しさを感じることもありません。

住み始めてから一週間。まだ物珍しいから、何もかも楽しいと感じているだけかもしれません。すぐに飽きるかもしれません。だけど、生活が穏やかになって心に余裕が出来る。これは、コロナが教えてくれた新しい生き方でした。

田舎暮らしを考えている方はぜひ、飽きるまででもいいので一度チャレンジしてみるのもいいかもしれませんよ。

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