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動画で理解!モノの流れを改善して工場の体質を強化する

こんにちは、ゴール・システム・コンサルティング&リ・デザイン研究所の但田(たじた)です。さて、今回は来月6月15日に予定している無料WEBセミナー「国内拠点で生き残る!工場の体質強化セミナー」について、メイン講師を担当するコンサルタントの白須(しらす)に話を聞きました。「視聴しようかどうしようか」とお考えの方の参考になったら嬉しいです!

「国内拠点で生き残る!」タイトルに込めた思いとは?

但田:今回は「国内拠点で生き残る!工場の体質強化セミナー」ということで、かなり対象を絞ったタイトルになっていますね。どんなお考えでこのタイトルにしたんですか?

白須:はい、今回のセミナーを企画するにあたって、今まで自分が良い支援ができた製造系のお客様を振り返ってみました。そうしたら、売上規模は500億円ぐらいまでで国内に2~3拠点ぐらい、主力を国内工場に置いているお客様が多いなということに気付きました。

こういう環境のお客様には、お話を聞く機会がよくありますが、海外マーケットにも参入しているけれども、強く意識しているのは国内マーケットで品質要求が高いなど、置かれている環境がよく似ているなと思うことが多いです。こうした工場は、以前から海外との競争にも巻き込まれていて、厳しい環境でQCD(品質・価格・納期)を磨こうとしていました。

それがさらに、2020年からのコロナ流行で、経済の状況が大きく変わりました。コロナの大流行が始まった頃には、需要が急激に縮小して休業に追い込まれた工場も出てきました。その後、コロナ禍も1年が過ぎて、国によって景況にばらつきが出てきています。

製造業の景況感を示す製造業PMI(購買担当者景気指数)を見ると、今年4月には、米国では過去最高を記録して経済の見通しが明るいなど、回復の兆しを見せています。一方、日本では最悪期は脱し回復傾向にあるものの力強さに欠ける状態です。これからしばらくは「好調な海外需要と回復しない国内需要」という状況が続くことが予想され、変化への対応が企業業績へ大きく影響を与えることになります。

このような環境下で、幹部層の方は「工場の生き残り」を意識している方も多いです。そこで、同じような状況の方を対象にすれば、私も自分の支援先での知見も踏まえて、体重が乗ったお話ができると思ってタイトルを設定しました。

但田:なるほど、白須さんは実際にメーカーで生産管理をしていましたし、一緒に案件に入っても、やっぱり製造業の支援が好きなんだなってことが伝わってきます。セミナーでも実感のこもったお話が聴けそうですね!

ボトルネック工程の扱い方の大切さを、シミュレーション動画で理解する

但田:さて、今回のセミナーの中身ですが、以前は2~3時間のセミナーをやっていましたが、今回は1時間と短いんですね。どんな内容ですか?

白須:はい、自分もWEBセミナーを視聴することも多いですが、オンラインだとリアルよりも集中力が切れやすいことと、お客様の様子を見ていると、細切れでオンライン会議の予定が入ってる方も多いので、今回は思い切って短くしました。

内容については、まず今回お話するボトルネックについての考え方のベースになっているTOC(制約理論)について簡単にご説明します。それから、今回のメインとして、ボトルネックとなる工程に着目してスケジューリングを行うDBR(ドラム・バッファ・ロープ)という手法から、ボトルネックの扱い方の原則を学びます。

但田:今回のセミナーの目玉として、シミュレーション動画を用意したそうですね?

白須:そうなんです。実際にモノの流れを動きで見ないとわかりにくいから、コンサル先では必ずゲームを使って体験してもらうワークショップをやっています。ただ、WEBセミナーではそれもできないので、一緒に講師をやる川野さんが作ってくれたシミュレーション動画を使うことにしました。

但田:なるほど、ゲーム開発からキャリアスタートした川野さんらしいアプローチですね。確かに、DBRの説明って書籍『ザ・ゴール』とかで出てきますけど、脳内でイメージするのは結構大変だから、動的に見えるって良いですね。

気付きを共有するプロセスで理解を深める

但田:それからもうひとつの特徴は、今回は定員8名ということで思い切って少人数制ですね。ぶっちゃけ、もっと人数増やした方が効率的じゃないですか?

白須:但田さんもワークショップで経験してると思いますが、DBRの動きを理解するゲームとか動画って、見ただけで腹落ちできると思います?

但田:正直なところ、私は割とボーっとしてますから「動いてるな、なんか面白いな」ぐらいだったりしますね。他の人の感想を聞いて「へー、そう言われてみればそういう動きしてるな」って気が付くことも多いです。

白須:実際、ゲームで体験するワークショップをした後は、気付きを共有するプロセスがすごく大事ですよね。だからオンラインセミナーであっても、そこを大事にしたいと思ったんです。

動画を見てどう思ったかをお互いに喋るなかで、気付きが増えて行くはずです。それから、対話していくプロセスのなかで「そういえばウチの工場では…」というような、新たな気付きと理解が深まっていく、そういうことを大事にしたかったので、今回は少人数でやります。まずは2回開催しますが、定員になるようだったら追加開催しますのでご心配なく!

但田:確かに、お客様先での「しみじみ良い時間だな~」って思う場面って、皆さんの対話のなかから生まれることが多いですもんね。WEBセミナーでもそういう時間が創れたら良いですね!そして、最後にまとめの話をしてセミナーの〆ですね。

白須:まとめの話として、他部門を巻き込むことについて話をして終わろうと思っています。工場を変革しなくてはと思って、核となる考え方を探していらっしゃる方が、力を得られるようなセミナーにしたいと思っています。

6月15日(火)午後、ご参加をお待ちしております!

ここまでお読みいただきありがとうございました!
セミナーの参加申し込みは、以下のページから承っております。

製造業の製造部門・生産管理部のマネージャー、その他、製造業に関係する方など、少人数制ではありますが、白須が何回でも開催すると申しておりますので(笑)、ご遠慮なくお申込みください!

※申し訳ありませんが、同業の方(コンサルティングやTOC手法の導入支援をされている方)、およびそれに準じる方の当セミナーへのご参加はお断りしております。


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