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思考の「共通言語」で、チームで考えるスピードと質が劇的に向上する

こんにちは。ゴール・システム・コンサルティング(GSC)の但田(たじた)です。当社は本日12月28日で2022年の仕事納めです。

GSC恒例の年末セッション

4年前から、GSCでは年末の2日間は合宿をして、未来に向けて考える社内ワークショップをするようになりました。コロナ流行以来、合宿という形では実施していませんが、オンラインの年もありつつ「年末の2日間は社内ワークショップを行う」ということは変わっていません。

私は、この年末の2日間が大好きです。年末セッションでは、幹部メンバーがデザインしたアジェンダに従い、日常業務から離れて未来に向けて考えるワークを行います。特に今年は忙しい日々が続き、そうなるとメンバー全員が顔を合わせる機会もなかなか無いなかで、この2日間はしっかり「考える」ことに集中できます。

個人ワークの年も、グループワークの年もありますが、今年は3グループに分かれてワークをしています。時にはグループ外のメンバーに意見も聴きながらじっくり考え、中間発表とフィードバックを繰り返して成果物を形にしていきます。

チーフも若手も全員参加でワークを進めるなかで、濃密なディスカッションができ、メンバーの思考プロセスに「なるほど」と思ったり、自分と違うアプローチに感心したり、いろいろな気付きがあります。

社内に「共通言語」があることの便利さを実感する2日間

GSCではTOC思考プロセスが共通言語になっているので、社内ワークショップになると、因果関係をツリーにしていったり、クラウド(対立解消図)を書いて考え、共有する場面も多いです。こういう時に、思考の手法が共通言語になっているって、本当に便利だなと実感します。

「共通言語」は、自分たちが考えを組み立てる上でも、他のチームの発表を聴く時にも役に立ちます。共通言語があるおかげで、他チームの走り書きのラフを見ても、その構造や込められた意図を理解した上でディスカッションができます。

たとえば、あるチームの因果関係の図解を見るだけで、

このチームは、○○業界のクライアントに共通する問題構造の根本原因の検討を深堀してきたのだな。左側は、業界の構造的な原因から、右側は組織風土から検討を深めている。1時間前に見たラフよりも、ずっと納得度が上がってきたな…

というようなことを各自が理解した上でディスカッションができます。もしも「共通言語」がなかったら、最初に、その図解が意図していることを伝えたり、なぜ根本原因について考えているのかの合意形成をしたりするプロセスが必要となり、議論の手前で多大な時間が必要になっていることでしょう。

GSCの内部の議論では、「そのお客様のクラウド(対立解消図)を見せてみて」とか「大きなNBR(マイナスの影響)は無さそう?」などの会話で、スムーズなフィードバックと意思疎通ができるので、ディスカッションの中身に集中ができ、とても便利です。

※TOC思考プロセスについては、手前味噌ですが以下の記事でご紹介しています。

フィードバックでは辛口の指摘が入ることも、質疑応答が盛り上がって長引くこともありますが、そういうやりとりを通じて思考を磨いていく時間がとても楽しくて、「やっぱりウチの会社が好きだな」とニヤニヤしたりします。

2022年、1年間ありがとうございました。

去年からは忘年会も復活することができ、今年は27日夜に実施しました。美味しいお食事&お酒と一緒に、この1年を振り返る楽しい時間を過ごしました。

今日の夕方には、各グループの成果物が形になっているはずです。2日間考えた成果を糧に、2023年をさらに充実の1年にしていきたいです。

2022年、今年も皆様にお世話になり、大変ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。

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