第一部 あとがき


 S(少し)F(不思議な)幕末を舞台にした小説でした。
先んじて申し上げますと、ジャンルは時代小説という意識ではないです。私が考えるこうだったら楽しいな幕末です。知識の穴抜けや、ご都合主義が沢山あるでしょうが・・・・・・ハイ、勘弁してください(土下座)。
 ジャンルSF幕末小説です、ハイ。

 もともと幕末は興味あったのですが、あまりの複雑さに理解できず、知識がないから楽しめず、といったジャンルでした。もっと気楽に歴史偉人や有名題材からハマればいいものを、教科書知識レベルだと偉人達のすごさを読み取れずに面白味が分かりませんでした。知識が点と点すぎて、脳内で繋げられずにいたんですね、線にできないおバカさんです。

 なので今回、ちょっとした締切と義務感をもらえたので、これを機に教養を深めようと思ったんです、アー読みが甘かった、あまりに背景知識がない、本を読むための本が必要な始末!
 地球儀も買いました。だって視覚化が必要だった・・・・・・わかってたけど英米は近いんですねえ。中国でけェ。

 そんなところから執筆が始まったので、時代小説を読み慣れている方には時代背景の説明がくどく感じてしまったかもしれません。知識を得た私が過去の私へ分かりやすいように書いてるような部分もあるので。
 けど時代小説に苦手意識がある人にもこれなら読めるとか、これ読んでからなら歴史ものにも手が出せるかもしれないみたいな拙文になれればいいなあなどと淡い期待を込めて書いてました。きっかけになれるかしら。
 もちろん時代小説好きの方にも楽しんでもらえるような構成も考えて、いろいろと知識蓄えています。感想をもらえたら嬉しいです。

 また、大学以来の友人ふくべさんには多大な、ええもう多大なご協力を頂きました。不完全なところを的確に指示し、私のしたいことをくみ取って導きをくれる先生でした・・・・・・。
 地球儀部分と、五鈴さんが状屋をボロクソに言っている「懇ろにしていた女が、面白いとこの男のかわら版を寄越してきたことがある。絆されて手にしてみたが、始め二行で鼻噛んで捨てた。」って文はまるっと全部ふくべさんの案です。あまりに状屋を評するに完璧すぎて許可もらって使わせてもらいました本当にありがとうございました。
 番頭さんは完全に担当さん?でした。締切を設定、ケツ叩き、誤字脱字、校正等もして頂きました。ありがとうございます。

 あんまりあとがきが長いのもくどいでしょうから、これぐらいにします。ここまで読んで頂きありがとうございました。次回もよろしくお願いします。では。(なにがし)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?