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30-旅行に行こうじゃないか。

こんばんは。


今日の雑談と導入。

noteで毎日日記を書くようになってから、明らかに他の人の記事を見ることが増えた。

note使用者のボリュームゾーンが20代後半から30代ということもあり、読んでいる多くの記事はビジネスにまつわるものが多い。転職だったり、仕事だったり、マーケティング的なものだったり。趣味の話も多いかな。

決して、読んでいて「つまらない」と感じるものではないのだが、「面白い」と思うほどの記事に出会うことは多くない。

僕が「面白い」と思う記事はどんなものなのか。
自分なりに考えてみると、こんな点が挙がってきた。
①プラスの要素とマイナスの要素がどちらも書いてある。
②シニカル(皮肉)な要素やちょっとした毒が入っている。
③記事の中に、面白くしようとする工夫が入っている。

特に③。
真面目に自分の経験を書き記すだけでは面白くない。まあ、中には面白い経験をしている人もいるんだろうが、大半の人はそういった経験をしたことは稀だろう。

真面目な内容・文章の中に、クスッと笑えるエッセンスを入れる。
面白いかどうかは別として、ボケを入れてみる。
画像でイメージをより湧かせてみる。

結論、緩急なんですよ、緩急。

エンタメでも一緒でしょ。
ゆったりしたイントロから疾走感溢れるAメロに。
恋愛要素全開のストーリーの中にホラー要素を。
たたみかける漫才のやり取りの途中で無言の静寂を。

緩急があるから本筋がより光って、面白さになる。僕はこう思うんです。

閑話休題。

今日は、旅行について書いていこうかなと思っています。
自分なりの面白さの方程式を発見した僕が、読んでくださっている方に少しでも「面白さ」を提供できるようにいつも以上に緩急を意識して書き進めていきます。
期待に沿えなかったらゴメンね。

旅行。

旅行について書いていこうと意気込んだのはいいのだが、実は一つ問題がある。
それは「お出かけ」と「旅行」の線引きが難しい問題。

お出かけと旅行って何が違うんだろう。幼い僕であれば、少し離れたデパートに行くのも旅行だったはず。多分、親はちょっとしたお出かけだったんだろうけど。

実家が埼玉の西の方なので、少し行けばハイキングに適した山がある。小学生の頃は、家族で月1で山登りに出かけていた。これは旅行じゃなくてお出かけ?

まあこんな風にごちゃごちゃしてしまうので、宿泊ありの県外へのお出かけ=旅行として話を進めていこう。

家族旅行。

家族仲は普通の一般家庭だったので、小学生の頃は年1で行っていた。
場所は専ら、熱海。父親の勤務先の保養所がある関係で、毎年夏に行っていた。

確か小学校4年生。その年だけはいつもと違い、北海道に行った。ニセコや旭川動物園に摩周湖、アイヌ博物館などに行った記憶がある。ちなみにこの時が初めての飛行機。行きの飛行機だか帰りの飛行機だか忘れたけど、フライトの日が日航機123便墜落事故の前日でビクビクしていたことをなぜか妙に覚えている。

中学にあがってからは一度も旅行に行けていない。部活に入ったこともあり土日両方が空いている日はほとんどなく、春夏冬の長期休みも部活漬けだったから。

親は、たまに日帰りツアーだったり1泊2日の旅行には行っているみたい。遠慮せずにどんどん行ってほしい。

初めての一人旅。

小学校以来、旅行というものとは縁が遠かった僕だが、大学に入ってから、旅行との距離は近づいていくことになる。

僕は「予定を合わせてどこかに行こう」というのが得意ではなかった。
予定を合わせるのも一苦労だし、ある程度、旅程を決めなきゃいけないし。様々な都合で行くところが限定されるのもあまり好きではなかった。

そこでちょうどいいと思ったのが一人旅。
僕が大学1年の春休み。所属していたサークルの合宿が中止になったことを受け、京都・大阪への一人旅を決行した。

翌日からの合宿中止の連絡を朝に受けた僕は、「そうだ京都に行こう」というJRのCMに感化され、その日の夜発の京都行き夜行バスのチケットだけを取り、観光する場所も決めず、宿も取らず、2泊3日の旅をスタートさせた。

京都に着いてからは、そのまま奈良に向かって東大寺や法隆寺に行った。道中、何を食べたかも覚えていないが、大仏のスケールの大きさは今でも忘れられない。

移動中に取った京都駅の近くの宿に戻ってからは、本屋で買った京都・大阪の観光ガイドで行く場所をリストアップしたり、たこ焼きの路上販売のおっちゃんから1個サービスしてもらったりとそれなりに京都の夜を楽しんだ。

翌日は朝一から京都観光。
東寺や三十三間堂、八坂神社、北野天満宮などに行った。僕を京都に駆り立てたCMの舞台、嵐山にも行った。勿論、天龍寺の鳴き龍の下で手を叩いたし、竹林の道を歩きもした。

嵐山の竹林

竹林の道を歩いている際、僕はどこぞのおっちゃんに声をかけられた。そのおっちゃんは舞妓さんと一緒に人力車に乗っていた。僕が観光客感満載で物珍しそうに見ていたので多分声をかけたんだろう。おっちゃんのご厚意で、舞妓さんとツーショットを撮ったのは思い出深い。

あと、マイナーどころでいえば、青蓮院門跡。国宝の青不動という不動明王の絵がある場所である。八坂神社の裏手にあるのだが、あまり知っている人も多くなく、貴重な国宝を目にできる場所なので結構おすすめ。

青蓮院門跡の青不動。実は国宝の一つ。

その日も京都に泊まって、翌日は大阪。
朝一で、NGKことなんばグランド花月に向かって舞台を見て、大阪の芸人さんがこぞって通う肉吸いの名店「千とせ」や通天閣の下のだるまで串カツを食べた。あとは大坂城にも行ったっけかな。そんなこんなで夜まで過ごして夜行バスで関東に戻った。

千とせの肉吸い。肉うどんのうどん抜きってイメージ。

関西圏への旅行。

初めての一人旅で京都・大阪にハマってしまった僕は、「まだ関西の魅力を全力で楽しめていない」と思い、大学在学中だけではなく、社会人になってからも関西圏への旅行を定期的に行うようになる。

基本的には、京都・大阪を中心に行動はするのだが、姫路→神戸→京都→大阪なんてルートを取ったこともある。

姫路でいえば、書寫山圓教寺という山の上にあるお寺が非常に良かった。ロープウェイで上がったうえで、更に山登りをするという中々のハードさ。ただ、世の中と隔絶された感というか雰囲気は最高だった。

映画、ラストサムライにも使われたらしい

神戸も凄くきれいな街で、食べ物も美味しかった。神戸牛や南京町の中華街など、目移りするものばかりだった。実はnoteのプロフィール画像のヘッダーは朝一で神戸港で撮ったもの。

神戸港での1枚。朝一だったので通行人も誰もいなかった。

京都にあるサントリーの山崎蒸留所にも行った。
ウイスキーの試飲でベロベロになったのは黒歴史の一つ。

全部ウイスキーなんだぜ、きれいだろう?

大学の卒業旅行。

そんなおひとり様旅行ライフを楽しんでいる僕だが、誰かと一緒に旅行したことがないわけじゃない。大学の卒業旅行は同じサークルの同期3人と旅行に行った。

ここで読んでくださっている方に質問。
大学の卒業旅行と言えばどこに行く?
アメリカ?シンガポール?イタリア?ロンドン?
おそらく、多くの人は海外を想定するんじゃなかろうか。そうじゃないとしても沖縄や北海道など国内の遠めの場所。

僕らはそんな予想を裏切り、日光・鬼怒川温泉への旅行をしたのだった。

スケールちっちゃって思った人、怒らないから出てきなさい。
今考えると僕だって同じことを思うけど、あれはあれで良かった。
ホテル近くのおさるの山という小さな動物園で猿と触れ合ったり、東武ワールドスクウェアや日光東照宮に行ったり、温泉でゆっくりしたり。
1泊2日の旅だったけど、いい思い出。

実は4人で過ごしたのは1泊2日だったけど、僕の卒業旅行はもうちょっと長かったのだ。というのも僕は4人の卒業旅行が始まる日が一人旅行からの帰宅日だった。つまりこういうことである。
day0:夜行で名古屋に移動
day1:名古屋観光→大阪に移動し宿泊
day2:大阪観光→夜行で東京に移動
day3:朝一で東京着→4人合流→鬼怒川に移動
day4:鬼怒川観光→帰宅
こんな旅程を組んでいたので、僕の卒業旅行は3泊4日だった。

名古屋観光では、とんでもない目にあった。
名古屋から数駅行ったところに桶狭間の古戦場がある。古戦場巡りをしたいと思った僕は、適当に調べた情報を基に歩き出した。これが間違いだった。4日分の荷物を持ったまま急に10㎞近くも歩くことになり、駅に戻ってきた段階で足は棒になり、その後の旅程に大きな影響を与えた。

実際に歩いた経路。

痛む足で熱田神宮にも行った。
近くで食べたひつまぶし、美味しかったな。足は痛かったけども。

旅行について思うこと。

旅行歴について色々と書いてきたが、ここからは僕が旅行について個人的に思うことについて書いていく。

夜行バスか新幹線か。

旅の大きな要素を占める移動手段。
僕も色々と悩んできた。

結論、旅行で何を重視したいのかによって変わるなと思う。

前提として、苦学生が貧乏旅をするのに新幹線という選択肢はないし、家族連れで旅行するのであれば、夜行バスなんて大変極まりないはず。

そういった事情は外したうえで、
とにかく旅行先で初日から楽しみたい
短いスケジュール、限られた時間の中で楽しみたい
旅行先でお金を目一杯、使いたいという人なら夜行バスがおすすめ。

初日は移動と宿周辺の散策ぐらいしか予定がない
移動も旅行の一つだと考えられる人なら新幹線がおすすめな気がする。

時間を少しでも無駄にしたくないなら夜行バス、余裕をもって旅を楽しみたいなら新幹線というところだろうか。

ただ、夜行バスは疲れる人もいるのが実情。
4列シートの時は、隣の人次第で寝られるかどうか決まるし、何より蒸す。
僕は4列で懲りて以降は3列のバスに乗っているが、水曜どうでしょうのミスターと大泉さんよろしく、キツいときも多々。まあこれも魅力と言えば魅力なんだろうけどね。

一人旅の魅力。

何度も一人旅を繰り返してきた僕が思う魅力は、「自由気ままに動ける」、これ一択。

行きたいところが出てきたら行けばいいし、気分が乗らなくなったら、場所を変えてもいい。時間に追われることもなく、自分の責任で自分の好きなように動く。この自由さが、一人旅の魅力だと思う。

勿論、感動を分かち合えないというデメリットもあるけど、もし分かち合いたいのであれば、SNSやnoteに投稿するもよし。現地で同じ旅行客に声をかけるのもよし。実際、僕も大阪旅行をした際に、居酒屋で旅行客の人と仲良くなり、旅の思い出を話し合った思い出がある。

すべて自分次第。これこそ一人旅の魅力であり、素敵な経験になる理由だと僕は思う。

最後に。

僕は旅行が好きだ。
でも、マイナスなことが起こると旅行は切り捨てられてしまう。コロナになって旅行が禁止されたり、自粛ムードで行けなくなったり。

だからこそ、行けるときには行く。行ったからには全力で楽しむというスタイルで、僕は今後も旅行に行く。

今日の最後。

旅行について書いてみました。
幸運にも、僕は旅行は楽しかったという思い出で終わることが多いので、旅行が終わってしまうのがいつも悲しくなってしまいます。とはいえ、次の旅行のことを考えられる楽しみもあるんですけどね。次はどこに行こうかな。

今日はおわり。

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