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この世の経営者と、コーヒーに愛を。クリエイティブディレクター 松田健

ここで発信していくのは、GOメンバーのポートフォリオ。
コーポレートサイトだけでは伝えきれないメンバーのカラーや強みについて、できるだけくわしくお伝えしてまいります。

The Breakthrough Stories第15回は、クリエイティブディレクターの松田健(まつだけん)。

新卒ではADKからキャリアをスタートし、2020年からGOにジョイン。「コーヒーへの愛と知識は誰にも負けない」という松田ですが、2023年4月からはMBAの資格を目指して大学院に通いはじめたそう。
今回は、クリエイティブディレクター松田のThe Breakthrough Storyをお届けします。

松田健(まつだ けん)
ADKを経て、2020年GOにジョイン。サブカルチャーからテクノロジーまで幅広い知識を武器に、経営層と会話しながらブランド構築することを得意とする。大企業はもちろんスタートアップの経験も豊富で、GOではFUND案件を数多く手がける。「事業成長に効くクリエイティブ」をモットーとし、担当企業の株価アップが喜び。SPIKES ASIA / ADFEST / ONE SHOW / NY FESTIVAL / ACC 他、受賞多数。見出し画像はコピーライター1年目の頃

「経営者」と向き合いたい

——GOに入社するまでのお話を聞かせてください。

新卒でADKに入社しました。意外に思われるかもしれませんが、1年目は人事配属で新卒採用をメインに担当していたんです。その後、社内の転局試験を受けて2年目からコピーライターに。2013年にクリエイティブディレクターになってからは、経営者と会話しながらブランドを構築する仕事や、スタートアップの成長をクリエイティブで支援する仕事の面白さにだんだん目覚めていって……。GOに入社したのは、ADKで一緒だったCD(クリエイティブディレクター)砥川の誘いがきっかけです。「対経営者」「対スタートアップ」の仕事をするうえで、日本にGO以上の場所はない!と感じたのが決め手でした。

——今までのキャリアで、ターニングポイントとなった仕事はありましたか?

クリエイティブディレクターになりたての頃に担当した、Samantha Thavasa(サマンサタバサ)のキャンペーンです。
有名な海外のファッションモデル、ミランダ・カーというビッグタレントを起用して、芥川賞作家にCMの背景ストーリーを書いてもらうという大きなチャレンジになりましたが、何より経営者と向き合うおもしろさを教えてもらった仕事でした。
創業者でもある社長から、提案や撮影の現場でハッとさせられるような意見をいただくことが何回もあって。なかには痺れるような難題もありましたが、即座にアイデアで応える経験は、間違いなく今の自分を形づくっていると思います。何度も一緒に難局を乗り切った先方の役員とは、戦友のような関係になれました。それも貴重な財産ですね。

2015年春夏シーズンの新CMにて

——このCM、松田さんが関わっていたんですね……!  あのミランダ・カーが現れた時はびっくりしました。ちなみに、GOに入社してから「これはいちばん上手くできた!」と思う仕事はありますか?

会社のミッションからつくり直した、ペットウェルネスカンパニー「PETOKOTO」のリブランディングです。濃厚なヒアリングと議論を重ねることで、これからのブランド成長のベースとなる、彼らのDNAを体現するものがつくれたのではないかと思います。
社員へのお披露目会で、CEOが感極まって号泣しているのを見たときは、「こういう仕事がしたくてGOに入ったんだよな」と思わず目頭が熱くなりました。

PETOKOTOの新ミッション

——今はGOでどんな仕事をしていますか?

ファミリーマートやNURO光、ケロッグなどの大手企業を担当する一方、THE CREATIVE FUNDのメインCDとして、スタートアップを数多く手がけています。そのため、社内では「GOでいちばん大きな仕事といちばん小さな仕事をしているCD」と言われることも。
CMなどマス広告をつくるのはもちろん、新規事業のサポートをしたり、中期経営計画書を一緒にまとめたり、自分が関わる領域の枠はあえて狭めないようにしています。
テクノロジーからサブカルまでの幅広い知識を武器に、経営者や意思決定者と会話しながらブランドを構築していくのが特技であり、僕の趣味です。

安達祐実さんに出演していただいた、ケロッグの「素材まるごとグラノラ」CM

経営者も好きだけど、コーヒーも好き。

——クリエイティブディレクターとして、大小を問わずいろんな業務に取り組んでいるとのことでしたが、人柄ではどのように言われることが多いですか?

感情のアップダウンが少なくて、めちゃくちゃ安定してるって言われます。「アシンメトリーな服を着がち」とも。

——サブカルの知識もあるということでしたが、社内で「これは負けない!」と思う知識は何ですか?

コーヒーへの愛と知識ですね。会社にドリップする器具を持ち込んで、毎朝コーヒー豆を挽くところから一日をスタートしています。

イベントで1日店長をした時の写真。バリスタの友人とコーヒーを淹れました

進化を恐れない「文化系引きこもり」

——ここからは松田さんの人となりに迫っていきますね。“マイベスト”なコンテンツを3つ、あげるとしたら、何を挙げますか?

『パタリロ!』(漫画)
魔夜峰央先生のギャグ漫画。僕のバイブルです。ミステリから落語、SF、ホラーなど、テーマの幅が本当に広いんですよ。「知識が多いことはかっこいい」というのを教えてもらった作品です。

『探偵!ナイトスクープ』(TV番組)
小学生の頃から見ている番組です。初代局長の上岡龍太郎さんには、「世の中を斜めに見ることはかっこいい」というのを教えてもらいました。

『首無しの如き祟るもの』(ミステリ・ホラー)
どんでん返しが好きで、どんでん返しの名作と言われる作品はほぼ読み尽くしたのですが、今のところこれがベストですね。

——今すぐ平日に3連休をとるとしたら何をしますか?

漫画やゲームにふける怠惰な3日間になると思います……。たまに陽キャと間違われるのですが、基本的に文化系引きこもりなんです。

——「文化系引きこもり」とのことですが、人生で「負けられない戦い」はありましたか? 

「負けられない!」と肩に力が入りすぎてもいいことがないので、常にニュートラルでいることを意識しています。いつでも自分の100%を発揮できるように。もちろん負けるとめちゃくちゃ悔しいですけど。

——最後に、GOのキーワードは「変化と挑戦」です。松田さんにとっての「変化と挑戦」を教えてください。

この4月(2023年)から、MBAをとるため早稲田の大学院に通うことにしました。クリエイティブと経営をもっと高次元で融合したいと考えています。
進化し続けないとすぐ時代に置いていかれてしまうので、変化は大切だと思います。一生アップデートし続けていきたいですね。


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