APS-Cからフルサイズへ移行した理由
こんばんは。
神戸で学生兼フォトグラファーをしているGo Mitarai @otearai0312 です。
Twitterではすでにお知らせしたのですが、
とうとうFUJIFILMとお別れの時がやってきました。
新しいお相手は、まさか自分でも手にするとは思っていなかったSONY α7Ⅲです笑。天の邪鬼なので何があってもSONYにはいかないぞと決めていたのですが、フルサイズの誘惑とやらにまんまとやられてしまいました...笑
今回は私がフルサイズ移行へ至った背景を書き記しておこうと思います。
フルサイズへ移行した理由
1.解像感や立体感・ボケ感
写真を始めて4年になりますが、これまでずっとAPS-Cセンサーのカメラを使用してきたので、濱田英明さんに代表されるような中判カメラの解像感や立体感に憧れ続けてきました。欲を言えば中判を使ってみたいのですが、スナップでも使いたいのと価格を考えるとフルサイズがベストバランスという結論になりました。
2.広いダイナミックレンジ
FUJIFILMのカメラはすごく好きだったのですが、特に物足りなさを感じていたのがダイナミックレンジで、とりわけ風景を撮るときにはもう少し広ければなあと思うことが多々ありました。ダイナミックレンジを拡張することはできるのですが、その場合ISOを上げなければならないというデメリットがあったので、そういう点からも物足りなさを感じていました。
3.高感度耐性
ダイナミックレンジと並んで不満足だったのが高感度耐性です。特に暗い中での撮影に弱く、綺麗に撮るならISO800、それでも厳しいときは1600を上限にしていました。これでは日が暮れたあとや室内での撮影に苦労することが多かったです。
4.仕事での撮影が増えてきた
ありがたいことに特に今年に入ってから写真のお仕事が増えてきたのですが、上述した機能面に加えてやはりフルサイズの安心感が欲しいなあと思ったのが正直なところです。クライアントからしてもやはりフルサイズでしっかりとしたカメラの方が信頼できるのは間違いありません。
APS-Cから移行したくなかった理由
1.FUJIFILMのデザイン
何よりこれが一番の理由です笑
クラシカルで所有欲を満たしてくれる見た目という意味でのデザインはもちろんのこと、アナログで直感的なダイヤル操作という機能美にも惚れ込んでいたので、他社製品を手にした時に愛着が湧くか懸念していました。
しかしいざα7Ⅲが手元に来ると、やはり自分のカメラには愛着が湧くし、操作性もある程度慣れの問題だと思うことにしました。
2.小型軽量且つ安価なレンズ
FUJIFILMの初期の頃の単焦点レンズは特に魅力的で、XF35mmF1.4やXF56mmF1.2などの神レンズを比較的リーズナブルに試せるのはFUJIの強みだと思います。しかし最近のFUJIはXF50mmF1.0のような高価で大きいレンズ(もはやフルサイズで良くないか?)やXCレンズ・F2レンズといった写りが魅力的ではないレンズに注力している傾向にあり、少し方向性が違うなあと思っていたので、思いを断ち切ることができました笑
3.移行にかかるコスト(金銭・手間)
言うまでもありませんが、中古で買うにしてもフルサイズはやはり高いです笑
手持ちの全機材を売る予定だったのですが、メルカリで出品すれば手数料はとられる上に手間というコストもかかるので、一旦Instagramのストーリーで買い取り手を募集しました。大事に使っていたカメラはやはり身近な方に使っていただきたいという思いだったのですが、想像以上に欲しいと言ってくださる方がいたので、おかげでαを買う決心がつきました。
4.スナップがやりにくくなる
移行に際して自分が今後どのような写真を撮っていきたいのか整理しました。フルサイズにすればもちろん大型化するため、サクッとスナップするのには不向きです。しかし私の場合は被写体との距離をつめたスナップではなく、街に比重を置いたスナップが多いため、そこまで大型化による影響は大きくないと判断しました。
最後に
今回思い切ってマウント移行に至ったのですが、やはりフルサイズを一度は経験しておきたいという思いが大きかったです。
APS-Cに物足りなさを感じながら写真をやるのはどこか気持ち悪さがありましたし、移行できない理由がお金ならなんとかして移行すべきだと判断しました笑
今後使ってみてもしかしたらまたFUJIに戻るかもしれないし中判にレベルアップするかもしれないので、一旦は自分の経験を広げる意味でもα7Ⅲと向き合っていこうと思います。
次回はαの初陣の際の写真をまとめるのでお楽しみに!
今回も最後までご覧いただきありがとうございます!
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