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博士がゆく 第23回「特別研究員になるためにあなたがやること」

こんにちは。ドクター細胞くんです😎

今日の記事を読むべき人

→大学院生の経済事情が気になる人
→特別研究員になりたい人

~簡単に自己紹介~
・日本国内で感染症系の大学院に進学
・精神と身体をすり減らしながらもなんとか博士号取得
・博士号取得後、アメリカでポスドクを開始
・日本とアメリカでの研究環境の違いに愕然
・博士を目指す学生に同じ経験をして欲しくない
・その思いで本note「博士がゆく」を始めました
・博士を目指す学生がハッピーな研究室ライフを
 過ごすために必要な情報を毎日お届け
・ピザ大好き

前回の記事では、

特別研究員になりたいのなら

特別研究員を輩出している研究室に行きなさい。

というお話をしました。

では、その研究室に行くだけで簡単に特別研究員になれるのか?

というと

そういうわけではありません。

特別研究員になるには書類提出が必要

特別研究員になるためのステップは以下の通り。

大学院生になる

特別研究員になるための申請書を書く

申請書を学術振興会に応募する。

全国の准教授や教授があなたの申請書を審査する

申請書の評価が上位20%以上であれば採用

申請書をもとにあなたを判断するため、魅力的な申請書を書く必要がもちろんあります。

申請書は7ページ

書くべき項目は以下の通り(2022年、学術振興会HPより引用

・3ページにわたる研究計画

・1ページの人権に関与した特記事項

・2ページにわたる研究遂行能力の自己分析

・最後に目指す研究者像を1ページにまとめて出来上がりです。

長い!

7ページも書くのかよ!

大変そう!

心配ありません。

前回説明したとおりに、

あなたが研究室を選んでいるのなら

既に特別研究員を輩出している研究室に

所属しているはずですね。

はい。

先輩に申請書を見せてもらいましょう。

これが既に特別研究員を輩出している研究室に

所属することの大きなメリットの1つです。

研究遂行能力の自己分析について

私が大学院生だった5年前までは、

「研究遂行能力の自己分析について」

という項目は「業績一覧」という項目で、

これまでの学会での発表や発表した論文を掲載するページでした。

今でもその名残があるようで、

学術論文を一報でも発表していると特別研究員として採用されやすいと聞きます。

結果をもとに申請書を記載できるわけなので、

書面の内容により現実味を持たすことができるからでしょう。

教授が大学院生に論文を出版してもらうことに積極的であれば、

あなたの努力次第では、早期に論文を発表できるかもしれませんね。

最後に

申請書が採用されれば晴れてあなたも特別研究員!

毎月20万円の給料と、年間150万円の研究費を獲得できましたね!

あなたのこれからの幸運を祈ります!

これまで明るいポジティブな面を紹介してきました。

次回からは、

特別研究員にもなれず

奨学金を借り続けた男の話をしていきましょう。

質問箱を開設しました~。「博士がゆく」を読んでの感想や、質問や相談をじゃんじゃん投稿してください。

今日はこの辺で。

またね~♪

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