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「福祉」と「まちづくり」のあいだ

米子市のご担当者の方より『重層的支援体制事業』について、若者サポートステーションもそのネットワークに参画して欲しいということで、説明を受けた。なにやら米子市でも、4月から窓口を設けるようだ。
米子市のふれあいの里には、介護保険に関する相談窓口である地域包括支援センターがあるが、そちらに新たな窓口ができるとのこと。ふれあいの里と言えば、12月から米子市が全国に先駆けて創設した「こども総本部」の拠点となっている。

いま仕事で関わっている就労支援という分野は、まずは企業を交えた経済活動的な動きをイメージするが、意外と知られていないこととして、時に福祉的な動きをする事もあれば、地域の仲間とのつながりの中でまちづくり的な動きをする事もある。

個人的には、福祉と地域のあいだに今は小さな溝があって、渡れないことはないけど、あえてお互いあちら側の世界には踏み入らない感じがしている。
この辺りは、企業とも行政ともちがうNPOならではの立ち位置から見える景色があり、支援員やソーシャルワーカーなど、ケアに関わる人が『まちづくり』の思想を持てるかどうか?さらには今後、この地域のありたい姿、僕らの欲しい未来がどんなものかを一緒にイメージできるか?が大切になってくる。

就労支援の業界ではまだ1年生だけど、まちづくりの視点からならば、これまでのキャリアも活かせるかもしれない。これからの方向性が少し見えてきた気がする。
この間、こども総本部をつくったこともそうだが、今回も米子市サイドのかなりの本気度を感じる。これから一緒にバックキャストしていくことができたら、この先の自分のしごとも一段と面白くなりそうだ。
もう、ゾクゾクしちゃう。

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