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note感想🌟 共作小説【白い春〜君に贈る歌〜】第4章「好きって伝えたかったら、嫌いって書けばいい」①



三浦さんのエッセイの中に入り込んでるんだね。

エッセイ「繋ぎとめるもの、思いとどまらせるもの」のときは、三浦さん、危なかったよね。

未来から、過去の三浦さんへ紗良さんの想いを届けたんだ。

無意識では、三浦さん、わかってるよ。

想いは伝わるから。


愛は命を救うんだね。

愛は、死神を遠ざける。

紗良さんは、たしかに、三浦さんを助けたんだ。


想いは身体に縛られない。

時空を超える。

創作も身体に縛られない。

込められた想いが、読む人へ届く。

紗良さんをそこに感じられる。

想いが、生きているから。


「父と、子と、聖霊のみ名によって、アーメン」

この日は大人数でのふれあいランチではあったが、神崎さんは気にせず、ご自身のペースで感謝の祈りを唱えられていた。

そして、不思議なことに、神崎さんが醸し出す雰囲気は凜としており、とても死期が近い人とは思えないくらいに、穏やかな時間が流れているのを感じる。


神崎さんは、なぜ、こんなに死から自由なんだろう?


「人は何歳だろうと、死ぬときは死ぬの。

それはあなたも私も同じ。

ジタバタしたって仕方がないでしょう。

すべては神の御心のままに、って思えば楽になれるものよ」


ジタバタするのは、小さな自分。

天の神様にゆだねたら、すべてなるようになると思えるんだね。


「おすすめの宗教音楽があるから、今度、看護師さん経由でお渡しするわね」

そういって、神崎さんはニッコリと笑ってみせた。

意外にも笑顔は屈託がなく、まるで少女がそのままおばあちゃんになったような可憐な微笑みだった。


宗教音楽に神の愛が降りてきているんだね。

それにしても、可憐に微笑む神崎さん。

紗良さんに神の愛を教えることを喜んでるのかな?


バッハの『マタイ受難曲』についてAIに聞いてみたよ。


バッハの『マタイ受難曲』は、キリスト教の根幹をなす受難物語を、深い信仰と人間性を込めて音楽化した傑作です。荘厳な合唱、切ない旋律、そして情感豊かな独唱が織りなす壮大な世界観は、聴く者の心を深く揺さぶります。宗教的な内容ながら、人間の喜怒哀楽を見事に描き出しており、音楽の力によって聴く者を感動の渦に巻き込んでいきます。まさに音楽の頂点と呼べる傑作といえるでしょう。

リートン


史上最高の指揮者と呼ばれるカラヤンについてAIに聞いてみたよ。


カラヤンは音楽の深い理解と指揮力の高さから、世界最高の指揮者の一人と評されています。彼の指揮は楽団を一つの有機体のように統合し、楽曲の本質を引き出すことができました。また、幅広いレパートリーと卓越したレコーディング技術により、古典から現代までの音楽を完璧に表現しました。カラヤンの指揮は音楽の神髄を体現し、聴衆を魅了し続けた偉大な指揮者の一人なのです。

リートン



”憐れんでください、 私の神よ、私の涙ゆえに!

ここに目を向けてください、

心も目もあなたの前で 激しく泣いているのです。”

マタイ受難曲


神の前で激しく感情をあらわにするキリスト。

子どものように愛を求めて。

救ってくれると信じて。


キリストだって、人間だったんだ。

受難を受けて、葛藤し、悩み、神に助けを求めた。

誰でも死が怖いから、死を怖がることはおかしなことじゃないんだよ、と教えてくれる。

紗良さんは、少しずつ、心の整理をしていく。

でも、達観がはやすぎないかな。

悟らなくていいよ。

紗良さんの気持ちに、もっと、素直になっていいと思うんだ。

紗良さん、優しいから、爽やかな風のように吹き抜ける。

もうすでに、心を和ませる風のようにあなたが響いているからね。



三浦さんからオススメされたのは、ディランの『ライク・ア・ローリング・ストーン』


「ディランから、ものすごく勇気とパワーを貰えますよね!

彼は音楽だけでなく、生き方がもうアートだしロックなんですよ。

人間は保守的になった瞬間に成長しなくなりますから。

僕も常に、自分の信じた方向へチャレンジしていきたいと思ってますよ。

ディランみたいにね」


ディランが、三浦さんを魅了するんだ。

支えられるものを教えてもらって、紗良さんの力にもなれたらいいね。

音楽には力がある。

たくさんの人を勇気づける。


紗良さんにもディランを感じる三浦さん。

ロックな魂の共鳴。

凛と佇み、死を迎える準備をする姿は、武士のようでもある。

困難な中、命を燃やして、詩にそのエネルギーを注ぎ込もうとしている。

紗良さんもアーティストなんだ。

三浦さんのリスペクトが感じられるね。



好きな音楽の共有って、その人の思想を覗いているみたい。

心が近くなるのを感じる。


紗良さんには、笑顔が似合うから。

いつも元気でいて欲しい。



作品展で日の目を浴びることのなかった、山本さんのデッサン。

山本さんに届けることのできなかった、三浦さんの絵。


想いがお蔵入りになってしまったね。

せっかく描いたのに、届かなかったね。

想いが届かないのは、なぜ、こんなに悲しいんだろう。

山本さんの作品展と三浦さんの絵をみんなに届けられたらいいね。



ディランの「ローランドの悲しい目の乙女」


三浦さんが哀しいとき、救われてきた曲。

紗良さんが元気になれたらいいな。


作品展へ向けて作詩。

最期の桜。

三浦さんと…

どんな外出になるんだろう……?





🌸この記事は仲川光さんの企画参加記事です🌸


#白い春


#創作大賞感想







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