note感想🌟　【エッセイ】相手を見て、挨拶をする。　#未来のためにできること

息子に「おはよう」を無視され続けて3年半。息子が3才6ヶ月の時、ついに初めて「はょ」と返してくれた。

3才6ヶ月。

はょ記念日🌸

ASD（自閉症スペクトラム障害）の人が目を合わせない理由は、社会的なコミュニケーションの困難さや感覚過敏が影響しています。目を合わせることがストレスや不快感を引き起こす場合があり、他者との接触を避けることで安心感を得ることがあります。また、視覚的な情報処理が異なるため、目を合わせることが難しいこともあります。

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特性なんですね…

目を合わせることは、人へ心を寄せる行為。

コミュニケーションを自然と避けてしまう悲しい特性です。

それから、意識的に「相手を見て挨拶をする」というのを実践してみた。保育園での送り迎えで、レジで、家庭内で。それで気がついたことがある。「相手を見て挨拶をする」のは意外と難しい。たったそれだけのことでは全くない。難しいことなのだ。

リケジョママさんの挑戦。

新しい習慣化。

自然と避けてしまう特性と向き合う。

乗り越えなければならない。

息子さんのために。

でも一方で「相手を見て挨拶をする」だけで得られるメリットは大きい。「おはよう」「ありがとう」「おやすみ」これらの言葉を相手をしかと見て言うだけで、心の繋がりを感じられる。レジでお金を払う一瞬のやりとりでさえ、少し豊かに感じた。

そこに豊かさがあった。

おずおずと伸ばした手を優しく握られたような感覚。

人は怖くない。

傷つけられると思わなくていい。

目を合わせて、心を向けた先には、笑顔があるから。

そう、挨拶は社会への入り口にある鍵と言ってもいいだろう。No one will be left behind.（誰ひとり取り残さない）というSDGsの目標。「取り残さない」と思ってくれる誰かの助けを待つのではなく「自ら入って行こう」という意思と行動も大事だと思う。だから、私はASDの息子に「挨拶」という鍵を授けたい。

待っているだけではいけない。

自ら入って行こう。

多様性が認められる世の中に。

得意不得意はあっても、みんなが輝ける世界になっていくから。

そのために、自分自身が相手を見て挨拶をする。その姿を息子に見せ、息子にも促す。それが私の、未来のためにできること。

みんなと心をつないで、一緒に生きていくために。

リケジョママさん、素敵な記事をありがとうございました✨

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