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リアルタイムで飲んだ「冒険活劇飲料」をリタイアした話
500mlペットボトルなど存在しなかった、小学6年のころ。
ダルマ型300ml瓶(スタイニーボトル)のキリンメッツ、中でも黄緑色の外観のグレープフルーツ味がお気に入りだった。
![](https://assets.st-note.com/img/1708123583669-WGWgtaqgrI.jpg)
それまで主流の250ml缶より、たとえ50mlでも増量が魅力的だった。
形もどことなくかわいかったし。
350mlのアルミ缶が台頭するまでお世話になった。
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当時、我が家のブラウン管テレビで以下のキャッチコピーとともにスタイリッシュで斬新なCMが流れていた。
「コーラの前を横切るヤツ、冒険活劇飲料サスケ」
サスケ(SaSuKe)は、1984年にサントリーフーズが製造・販売した炭酸飲料。コカ・コーラに対抗する商品として登場したものの、1985年を以って販売終了となった。
やはりクラスでも噂になった。
そこで放課後、CMの影響を受けた友人たちと近所の商店の前に集まって飲んでみることになった。
いざ自動販売機に100円を投入し250ml缶ではなく、
![](https://assets.st-note.com/img/1708125763704-HlN1H0syvS.jpg)
300ml瓶のサスケを購入。
![](https://assets.st-note.com/img/1708124604899-E2LzmkHxgL.jpg)
一口飲んでみての感想は「うえっ 不味い」。
薬草っぽいというか12歳のわたしたちには美味しさを理解できず、ただ苦行だった。
給食を残したことのない好き嫌いなどないと思い込んでいたのに最後まで飲飲み切れず、半分以上が雑草の栄養となり、100円を無駄にしてしまったという悔しさが記憶として残っている。
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幻のドリンク、謎ドリンクとして、たまにサスケの話題を耳にすると、リアルタイムでその味を体験できたことをすこしうれしく思う。
再びのリベンジを希望したい。
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