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畑をつくる

家を新築し、2畳程度の畑を作ってもらった。屋内に自分の部屋はないため、実質的にここが自分の部屋のようなもの。

引っ越しが一段落し、自分の部屋(=畑)を見ながら「さあ何植えようか…」とぼーっと考えていたところ、現れた近所のおじちゃん。

「まず岩とらなあかんで!」とのこと。

よく聞いてみると。
→この畑には岩がゴロゴロ埋まっていて、植えても食物がまっすぐ育たない。

→土をシャベルでほって岩や石を取り出す。ただ、土が少ないので、こし器を使って岩や石をじゃりじゃりこすこと。

その一言からシャベルや鍬をお借りして(ちんたらちんたら)ホリホリ。朝6時起きして、土をほって、岩をこして、出勤。苦行、そう苦行という言葉がふさわしい。

苦行だから写真がない。「だって全然映えないやん」とスマホデビューの娘。
絵にしてみたものの思い起こすは茶とこげ茶とアスファルトのグレーだ。そんなアスファルトですら土で汚されるのを嫌がる妻。
汚れキャラの息子ですら、見向きもしない。

この岩はゴミ袋20袋分。ただ、ゴミとして収集してくれないということが発覚。意味わからん。ゴミじゃないのか…?

ぶっちゃけ河原に積み上げようかと思ったけど、石を処分してくれる事業者さんにお願いしました。

そんなこんなで12月から初めて3月。

ようやく植えられる土になりました。ここぞとばかりに出てくる娘。

近所のおっちゃんにも、裏の畑のおっちゃんにも褒められ、なんでか妻がいい顔している。

苛立つ気力も、ない。

こんな感じでやっとこさスタートラインに立つことができました。さて何を植えるか。

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