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はたらくが日常に、人が地域に溶け込む

私は溶け込むという言葉と状態がとても好きだ。
くつくつ煮込んだカレーのように、肉と野菜、スパイスの良い部分が融和されて、互いの良い部分も悪い部分も認め合い、混ざり合っていく。

だから、僕はカレーライスが好き!以上。

という話を伝えたいわけではなく・・・
伝えたいことは、その先の話だ!
カレーができたら煮込んだカレーを、ご飯にかける。
まるで植物プランクトンの宝庫である淡水と海水が混ざり合う「汽水域」のように。
白と茶色の狭間をぐわーと茶色が白に溶け込むようにスプーンで切り崩す瞬間は幸せの極みだ。

だから、僕はカレーライスが好き!以上。

という話を伝えたいわけではなく・・・

大学3年生の夏頃手前ごろになると、大半の就活生たちは外的環境や大衆、メディアの空気感を察知し、急に就活のスイッチを押され、とりあえず、なんとなくインターンシップに行き始める。
そして、自己分析をとことんやって自分がなんとなくわかった気になッたところで、一旦サークルやアルバイト、大学へと大学生である日常に戻っていく。

そして、また就活イベント、インターンシップがあると就活スイッチが押され、就活生へと変身する。
ただ、このスイッチを押される瞬間とはかなりのエネルギー量が必要だ。
正直、負担もだいぶかかる。金銭的にも精神的にも。
何より目的が明確ではないが故に、なんのために就活、インターンシップに参加しているかもわからないことで悩む就活生も少ない。

学生にとって就活は非日常的な活動だ。
学生にとって「はたらく」は非日常的な活動だ。

どうしてこんなにも「はたらく」が学生にとって非日常で遠い存在になってしまうのだろうか?

一方で、はたらくことや働いている大人たちの仕事を面白がる学生たちもいる。

そんな学生たちは、就活だからはたらくを意識するわけではなく、日常の延長線上で、ゆるりとはたらく大人たちとの対話を楽しんでいる。

例えば、地域の大人たちが集まるバーやレストランで、ご飯を囲みながら…
地域の行事などで一緒にプロジェクトを動かしながら…

地域に溶け込んでいる学生は、はたらくことをとことん楽しみにしているように感じる。

きっとそこにはかっこいい大人たちの存在があったのだろう。

私の馴染みのある新潟大学では、大学のプログラムであるダブルホームやにいがたイナカレッジというものに参加している学生はすごく前向きにはたらくことを楽しもうとしている学生は多い気がする。

地域に溶け込むことで、もっとはたらくことが日常になる。

そんななめらかなつながりが、今の日本の就活の歪さを解消するヒントがあるかもしれない。

そんな気がしてます。
じっくりコトコト煮るカレーライスのように早い段階から、いろんな経験や価値観、オトナ、仲間たちというスパイスに揉まれながらキャリア形成をし、自分で選択できる学生が増えると、地域にとっても嬉しいはずです。そこに地域への愛着があれば。

もっともっとローカルに愛着を持つ学生が増えて欲しい。
もっともっとはたらくを楽しむオトナが増えて欲しい。

これは無い物ねだりなんかじゃなくて、
行動でしっかり僕らが示していかなければいけない、そう感じます。

大学生は、地域にとって汽水域みたいな場所に住む存在。
可能性があります。
だからこそそんな大学生たちに機会や挑戦をどんどん与えたい。ともに成長したい!
彼らならもっと面白くしてくれるはず。
そう思い始めると、もう妄想が止まりません。

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