見出し画像

まどろみなんてもんじゃない

今日は一日を通して「本睡眠」以外で寝ることが一度もなかった。有体に言うと、昼寝をしなかった。
これは最近の私の生活スタイルからするとかなり稀なことである。なにせ夜更かしで就寝時間も起床時間もボロボロ、睡眠導入剤の副作用と思しき眠気の残り方、そして春のぽかぽか陽気と、昼寝を誘う要素が数多く揃っているのだ。

昨日は午後九時ごろに「いい加減睡眠時間をコントロールしないと他にすることができる時間が減りすぎるからどうにかしなければならない」という決意と、類稀に見る無茶苦茶な眠気とが併発し、noteの更新が終わったら普段は据え置きゲーム機やら何やらと弄り回すところを完全に放り出して布団に入ったのだ。もはや睡眠導入剤も不要だ。もう眠いんだからここに眠さをさらに足す必要はなかろう。

その後午前一時ごろに非常にすっきりとした気分で目が覚めた。長い時間寝続けてくれないのは困りものだが、その時点での体調がかなり良かったため、「やっぱり人間は早く寝たほうが良い」と確かめることができた。思えば小さいころから何度も何度も「人間にとって理想的な就寝時刻は午後九時くらい」みたいなことを聞かされてきた気がする。私だけではなく多くの人がそうだと信じたいが、全然そんな生活は実現できておらず、零時を回ってから布団に入ったりする羽目になるのだ。私はニートだから生活習慣が悪いのは全部自分の責任だと言えるかもしれないが、世間の多くの人はそうではないだろう。沢山の人が毎日のように非健康的な睡眠事情を強いられている。何かしら抜本的な解決をしたほうが色々な面で今よりも良い結果を遺すに違いないと思うが、「じゃあそうしましょう、せーの!」でどうにかなるような話ではないため、非常に根強く難しい問題である。

午前一時に起きた私は調子に乗って起き上がってゲームしたりせず、できるだけ布団の中で大人しくするように努めた。
多少スマホゲームを弄ったりはしたが、それも一、二時間くらいで切り上げて、また眠れるように試みた。
その結果、次の目覚めは朝六時、眠気の残りはなし、身体に残る疲労は最低限と、なかなか良い結果になった。そのおかげで、今日一日を昼寝せずに過ごせたというわけである。
しかし、昼寝をしなかったとはいえ、眠気がなかったと言えば噓になる。「今日は昼寝はせずに夜ちゃんと寝る生活を手に入れるのだ」という意地で起きていた。
そして今現在、ほとんど眠気は限界に達している。今布団に入れば、ちょうど昨日やったのと同じようなことができるだろう。途中で起きるかもしれないが、その時はまた寝ればいい。

そういうわけで、今日もさっさと寝ることにする。夕飯を済ます前に「ちょっと休憩」くらいの気分でPS4をスリープモードにしたが、もう今日は触らずに寝よう。その方がきっと長い目で見ればプレイ時間は長くなってくれるはずだ。朝起きたらカーテンをめいっぱい開けて、朝日を存分に浴びるとしよう。体内時計のリセットというやつだ。こういう問題に対処するにはやはり一般的に言われている手段から試していくのが最も良いだろう。それくらいの手間で生活が整ってくれるのなら喜んでやってやろうではないか。

ただ、惜しむらくは私はズボラでいい加減な人間なので、「明日はカーテンを開けて朝日を浴びよう!」という決意があった次の日くらいにしかカーテンを開けない(そう思っていても開けるのを忘れることすらある)。カーテンを開けるという発想がそもそも抜け落ちているのだ。これは要改善である。
リマインダーに「カーテンを開けろ!」と登録するなり、モニターに同様のメモを張り付けておいたりするような工夫が必要かもしれない。
面倒だが、ちょっと試してみようか。一度の手間で健康的な生活が手に入るのなら万々歳である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?