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ゆめかうつつか

近頃、朝起きてしばらくめちゃくちゃな眠気が発生して、「こりゃ二度寝したほうがいいな」とか思っているうちにいつの間にか眠気がなくなっているという現象が多発している。
眠い時はもう「眠気」というカテゴリに収めていいのかどうか分からないくらいの強度で、もう半分気絶しながらPCを弄っていたりする。
この状態で過ごして首を傷めたこともあるのでやめたほうがいいに決まってるが、朝は色々なタスクを消化しなければならないから、ついついPCの前に座り続けてしまう。しかしこの状態だと普段の一割程度の作業効率しか出ない。やっぱり寝たほうがいい。

二度寝、あるいは昼寝をすることになるわけだが、実はここのところはめっきりそういった睡眠をとっていない。
以前は一日に二回寝るのが当然みたいな生活をしていたが、今は零時過ぎくらいに寝てきっかり七時前くらいに起きる。夜中に目が覚めたりするようなこともかなり減っている気がする。薬を継続して飲んでいる効果ということなのだろうか。あと、最近毎日起きたらカーテンをしばらく開けておく習慣ができたので、それで体内時計が上手いこと調整されているのかもしれない。どちらにせよ、健康健全で大変結構である。

しかし、不満点なんて全くないよ、というような生活が出来ているかと聞かれれば、首を縦には振れない。
私は「もっと睡眠時間が欲しい」し、「もっと起きて娯楽を消費する時間が欲しい」。この二つの欲望は相反するものであり、同時に解決されることは決してないのだ。
要するに世の中の多くの人が感じたことのある、「一日が二十四時間じゃなくてもっとあればいいのに」という悩みである。まぁ厳密に言えば人間という生物は必ずしも二十四時間という時間に依存して生命を維持しているわけではないから、活動出来るものならば三十六時間でも四十八時間でも活動すればいいのだが、残念ながらそれが容易に実現できる生命でもない。精神と時の部屋だの時間銀行だのといったアイデアは当分実現することはなかろう。

そして、夜遅くにカウントされるであろう午後十一時前現在も、そろそろ目蓋が重くなってくる時間帯である。
あと一時間もしないうちに、夢か現か幻かよく分からない状態にまで陥るだろう。
自分の体がそうなる前に布団に入ってくれることを祈ろう。

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