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「変わり続けたこと、変わらなかったこと」G-netの20年間を見つめ直す機会


挑戦の伴走者 に 、 熱意のつなぎ役に

NPO法人G-netは、”日本一チャレンジにやさしいまち”をビジョンに、岐阜を拠点に活動する団体として2001年に生まれました。

2017年に代表を交代し、新体制のもと、はや5年が経過しようしています。コロナ禍で社会全体ががらっと変わったことも影響したのか、本当にあっという間の5年でした。正直1年前でさえ、いったいどんな状態だったろうか?と思い出すのに時間を要するくらいです。

G-netは何のために存在するのか?(存在したいのか?)

コロナ禍になって2年間、中心事業だった取り組みの多くが頓挫する中で、スタッフ全員で考え続けてきました。ようやく、組織として整理できつつある、そう感じるようになりました。

そんなタイミングに偶然重なったのが、創業20周年。

「G-netの”G”は岐阜のG」そんなことをたまたま真剣に向き合う機会となった2021年。

これも、きっと大事なきっかけだと思い、20周年をG-netがご縁をいただいた皆様と一緒に考えさせてもらえたらと、本企画をスタートしました。

町の盛り上がりを生み出そうとはじめた祭り、挑戦する人を発信しようとはじめた情報誌、そして、仕掛け人を増やす事が大事だと考え、スタートさせた実践型インターンシップやミギウデ等の人と地域をつなぐ事業・・・。20年間の中で、確かに取り組みは変化し、関わるスタッフも世代交代を幾度と繰り返してきました。

「挑戦の伴走者に、熱意のつなぎ役に」

それでも、変わらず持ち続けているG-netのひとつのアイデンティティはこの言葉にあります。

地域の中で、まず自分たちが最初の応援者であり、そして挑戦者でありたい。

こうしたい、ああしたい、こうだったらいいな、ああなったらいいな、というひとつひとつの願いを、できるかできないかじゃなくて、一緒にやってみましょうと共感し、鼓舞し、共に挑戦する、そんな存在になりたい。自ら手を挙げて行動する人が増えることこそ、地域の未来を切りひらくんだ。と20年経った今でも信じて試行錯誤を続けてきました。

20年間の取り組みの中で、変わり続けたことと変わらないこと。

節目となるタイミングだからこそ、少し立ち止まりながら、ご縁をいただいた皆様と共に考える時間を持てると良いなと、20周年企画をはじめることにしました。


現在の事業内容

期間限定の学生団体として立ち上がったG-netですが、2022年現在、人と地域を多様な形で繋げるために様々な事業を展開しています。

・高校生向けキャリア教育・探求プログラム「ぎふ地域留学
・魅力的な経営者のもとで地域企業の課題解決に挑む実践型インターンシップ「ホンキ系インターンシップ」
・高校生や大学生等のU24世代と地域を繋ぐオンライン仮想キャンパス「つながるキャンパス
・コロナ禍で経済的影響を受ける若者を支える有給型リモートプログラム「キャッシュフォーワーク
・意欲ある若者と挑戦する中小企業のミギウデに特化した就職採用支援事業「ミギウデ」
・多様な人材が、共感や愛着を起点に地域や事業に参画できる副業兼業プラットフォーム「ふるさと兼業

2021年には、こうした事業で蓄積した経験や知見を活用し、2024年開学予定のCo-Innovation University(仮称)の設立事務局にも参画し、実践的カリキュラムの設計支援等を進めています。

様々な事業を通じて、人と地域の関わりシロを生み出し、人材育成と地域課題解決を両立できる仕組み作りに取り組み、10年先、20年先も、「人が集まるまちづくり」を実現していきたいと考えています。

20周年特別企画の趣旨と企画内容

 繰り返しになりますが、2021年10月で設立20周年を迎えました。日本におけるNPO法人の平均寿命が10年程度である中、ここまで活動を続けて来られたのは、ひとえにG-netと共にビジョンを描き、挑戦してきた皆様をはじめとした、関わる全ての方々のお陰です。

 そんな節目の1年、次の10年20年を考えていくために、これまでご縁いただいた多様な方々と共に考えるインタビュー企画を立ち上げます。20年間様々な試行錯誤を続け、地域の皆さんと共に挑戦し続けてきたこれまでを紐解き、これからを共に描きたい。

 G-netを応援してくださっている皆さまにも、G-netに関心を持ってくださった皆さまにも、G-netを改めて知っていただく機会として、楽しんでお読みいただければ幸いです。

20年間の感謝を込めて。

【代表理事 南田修司】