風に吹かれて

例えば 走ることに疲れちまって
もう進めないと思ったら
思い出して欲しい
昔よく行った
あの店のことを

地下鉄の 窓にもたれて
眉間に深い筋(すじ)刻み込んで
灰色の息を吐き出してる
そんな顔見たくないぜ

見えない明日に
怯えたってかまわない
たまにはバーボン浴びて
叫べばいいだろ

例えば 進む道に迷って
誰かの声を聞きたくなったら
いつだって呼んでくれよ
俺たちのことをさ

丸い背中に 鉛を乗せて
歯をギリギリ食いしばって
いったい何を守っている?
オマエらしくないな

空を見上げてみろよ
笑っちゃうぐらいの 白い雲
みせかけの勲章なんか叩き捨て
あの頃のビート 刻もうぜ

魂は腐らすな
生きている理由がある
つまんねぇ大人になってないか
いつだって 胸張って歩け