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誰かの役に立っていると"思い込める"ことが大事!~宮崎からGMO NIKKOの業務効率化を支える

こんにちは!GMO NIKKO宮崎オフィス 公式note編集担当の半田です。

今回は、GMOインターネットグループ全体で取り組んでいる『AI(愛)しあおうぜ!ChatGPT業務活用コンテスト(※)』にて、『5月度 現サービス部門 最優秀賞』を見事受賞し、宮崎からGMO NIKKOの業務効率化を支えているメンバーの業務をご紹介いたします。

※AI(愛)しあおうぜ!ChatGPT業務活用コンテスト とは・・・
GMOインターネットグループは、RPA・AI・動画等を活用した業務効率化を掲げています。なかでも、最新のAI技術をいち早くキャッチアップし、その活用による事業創出や業務効率化を加速するために、本コンテストを企画しました。全パートナー(社員)が持つ経験、ノウハウ、知見を駆使することで、業務効率化・既存サービスの品質向上・新規事業の創出につなげるとともに、パートナー全員がAIを使いこなす技術活用力を身に付けることを目指します。


【プロフィール】
梶村 知仁(かじむら ともひと)
GMO NIKKO株式会社 エリア事業本部 エリア統括部 業務改善グループ
GMO NIKKO エリア事業本部に中途入社。
入稿担当などオプティマイザー業務を経て、現在はエリア事業本部のエンジニアとして、RPA開発、プログラミングに関するメンバーのサポート、トラブル発生時のヘルプサポート、業務効率化の推進に取り組む。



自身のスキルを活かせる職場へ

ーこれまでのキャリアを教えてください

大学では機械工学を専攻していました。就職活動が始まった時、製造現場で働くと手が汚れてしまうという偏見から別の業種を探しました。なぜなら、趣味のアコースティックギターを汚したくない!と思ったからです。その結果、未経験でソフトウェア開発の会社へ就職しました。入社後、しばらくは恵比寿や渋谷に常駐していましたが、”未経験”であることから同期よりも業務の遂行スピードが遅く、数ヶ月で宮崎の事業所へ異動となりました。宮崎では、朝早く出社して先輩の机を拭く、掃除機をかける、コーヒーを入れるなどの雑務が理解できず、頑なに始業5分前に出社していました。プログラミングは少しさわる程度で、最終的には全く違う仕事をしていました。その後、横浜へ転勤を告げられた直後に転職を決意しました。

ー波乱万丈な過去ですが、GMO NIKKOへ入社を決めたきっかけを教えてください!

前職での経験から、プログラマーという職業が向いていないのではと思い別の職種を求めて転職活動をしていました。しかし、人材会社の方から「プログラマーという職種が嫌いなわけではないのでは?私の経験上、少しでも自分のスキルを活かせる転職が良いですよ!」とアドバイスをいただいたことや、当時面接官だった現在の上司から「いずれはプログラミングの経験を活かしてGMO NIKKOで活躍してほしい」と言っていただいたことがきっかけで、GMO NIKKOへの転職を決めました。


宮崎からGMO NIKKOの業務効率化を支える

ー業務改善グループとしてGMO NIKKOへご入社されたんですか?

当時の宮崎オフィスには業務改善グループがなく、アドマネージメント部(現オプティマルリード部)に入社し、レポート作成、入稿業務、広告運用の業務を3年間担当しました。その時、「こうした方が効率的にできる」くらいの軽い気持ちで、ちょっとしたプログラミングを作っていたのですが、そのプログラミングを当時のマネージャーが見て、「そんなプログラミングができるのであれば、エンジニアとして活躍してほしい!」と言われたことがきっかけで、現在の部署へ配属になりました。ちなみにこの異動が宮崎の業務改善グループ発足のきっかけにもなっています!

ー業務改善グループへ異動後の業務内容を教えてください

パートナーが普段対応している業務を『簡単に』『効率的に』できるようなアイテムやツールを開発をしています。新しいアイテムやツールの開発が決まれば、一日中ずっと開発しています。合間にパートナーからのツール使用に関する問い合わせのヘルプ・サポートに入り、メンバーの業務を日々支えています。また、宮崎オフィスのパートナーが、日々『効率化』という環境に触れ、自分で効率化ツールを作成できるように勉強会を実施しています。普段からオフィスに導入できるような最新技術の情報収集や、時に分厚い参考書を片手に勉強していることもあります(笑)。

ー現在業務には絶対欠かせない、Excel機能の一つである『Power Query(※)』は、梶村さんが見つけて実際の業務へ導入されたんですよね?

そうです!Power Query見つけた時は、周りのメンバーは誰もPower Queryについて知らない状況でした。しかし、「こういうことができるだろう」という大体の基本は抑えていたので、Power Queryの参考書は買っていませんが、初めからPower Queryを活用できる機能は分かっていました。
Power Queryに限らず、プログラミングの基礎がある程度理解できていれば、あとは「このツールではどう表現していこう」という考え方で、新しいツールや機能を活用することができます。ツールで表現したい内容が明確であればそこだけ勉強すれば良いと思います。全てを知ろうとするよりも、基礎をしっかり勉強し、理解できたうえで活用していくことがベストだと思います。

※Power Query とは・・・
Excelに備わっているツールであり、外部データを抽出・収集して、自分好みに整形することができます。操作は意外と簡単で「取って、入れて、出す」だけです。「データの整形作業だけで毎日1時間以上を費やしていた」「本来やるべき仕事がおろそかになっていた」という作業の工数が大幅に業務改善できる機能の一つです。

ーパートナーからツールに関する急なトラブルやプログラミングについての問い合わせも多いと思います。そんな時に心掛けていることはありますか?

すぐに返事をします!問題を抱えたまま1日の業務を終わらせたくないので(笑)。普段から通知が溜まっていくのがモヤモヤしてしまいます。また、パートナーからの問い合わせは早急に確認し、集中して対応したいという気持ちもあるからです。


「誰かの役に立っていると"思い込める"」こと

ー仕事の「やりがい」を教えてください

『誰かの役に立っていると"思い込める"』事です。正直、自分が本当に役に立っているかは分かりません。でもそう思い込ませてくれる循環の中にいることが大切だと思っています。「人に何かを与えたり、人から何かを与えられる」という循環です。これは開発に限った話ではなく、「人に知っている事を教えたり、逆に教わったり」些細なこと全てです。
与える・与えられるという循環の中にいる事で、誰かの役に立っていると感じることができ、やりがいに繋がっています。また、自分は普段からモノを作る事が好きなので、開発は性に合っていると思います!何かモノを完成させていくのは単純に気持ちがいいです。料理を作ることも好きですし、自身のYouTubeチャンネルで動画も作成しています。現在、YouTubeチャンネルではPower Queryシリーズが好調です!

ー普段から「大事にしていること」はありますか?

まず、人に「これは大事だから」と、カッコをつけて押し付けない事ですね(笑)。私が大事にしてることは、『自分が与えられるものは、人からもらったものである』ということです。そもそも本当の天才って『Google』や『OpenAI』など、世の中を大きく変える所にいると思うんです。自分も含め、大抵の人は天才のおこぼれを享受してるにすぎないと思います。誰かが作ったモノ・情報で私がある訳です。みんな同じインターネットで拾ってきた情報で、何かを作ったりしていますが、その情報も誰かが作ったものです。そうやって、人からもらったもので、自分が人に与えられるものができあがります。「人から与えられている」という自覚がなく、「人に与えてる」という自覚しかない人間は傲慢です。考えるべきことは『人からもらったものを、どこに与えればいいか』だけです。『もらった人に返すのか、必要だと思う場所に返すのか』。こうやってまた循環を作っていくことを私は大切にしています。


宮崎から業務効率化を発信していきたい!

ー現在挑戦していることはありますか?

勉強です。今話題のAIを業務にどうフィットさせるのか、どう活用していくのか。まずはAIの技術を理解しないといけないと考えているので、日々勉強をしています。プライベートだと料理のレパートリーを増やしていくことですね。仕事でもプライベートでも何事も恐れず、チャレンジすることが大事だと思います。

ー今後の目標はありますか?

宮崎オフィスの業務効率化の推進です。現在、GMO NIKKO全体の業務効率化推進も注力していますが、『効率化』こそ、私が所属している宮崎オフィスが武器にできることだと思います。効率化が得意なパートナーがたくさんいる環境をつくっていくために、パートナー向けの勉強会を実施したり、効率化が得意なパートナーを各部署に配置し、常に業務効率化の推進をおこなっています。今後は、効率化に関しては宮崎オフィスのメンバーに聞けばなんでも解決できるという環境の実現を目指しています。

ー全世界で話題になっている『AI』ですが、上手に付き合う方法を教えてください

たしかにAIはすごいですし、次々と最新情報の波がきていますが、ここは冷静に考えても良いと思います。まだAIは道具の一つですし、日頃からみんなが「AIで便利な方法見つけたよ!」「AIで作業の工数削減ができたよ!」などの感覚で考えるべきだと思います。AIによる不安が現実化したとしても、それを恐れないことが大切であり、その最新のスピードについていくしかないと思います。その中で、価値をつくり『誰かの役に立つ』という循環を新しく作っていくことが、上手に付き合う方法だと思います!


今回は、宮崎からGMO NIKKO全体の業務効率化を支えている梶村さんにインタビューしました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Text & Directed by.Atsuko Handa


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