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精神が変に逡巡してきた

7/16
銭湯にいくために家を出て、玄関のビカクシダを見てみると、やけにツヤのある緑をしていた。よく見ると、コガネムシがしがみつき、葉っぱを食っていた。なんてこった。
数日前にも同様のことがあって、こころの傷に折り合いをなんとかつけていたところの再犯だった(虫に対し犯罪と嘆くのは野暮かもしれないが)。排水ネットをビカクシダにかぶらせていて対策していたのにもかかわらず。コガネムシはゴムをかいくぐって中にいた。「大将、店やっている?」とのれんをくぐって一杯やってるような素振りに見える。おれの心はまた蝕まれた。
空き巣に入られた気分だ。それほどまでにビカクシダが高貴な宝石のような存在になっていた。一方で、(その気分だと、我が子ような感覚ではないんですね😅)とこころのヤフコメ民もあらわれて、精神が変に逡巡してきたので、この話はやめる。


7/17
パートナーとスーパーで買い物してたら激安のオートミール(ポーランド産)を見つける。ふたりともオートミールの食生活に馴染みがなかったものの、4人ファミリーがうつっている謎のジャケットに惹かれて購入する。これからの未来を背負う長男坊が前に出てサムズアップしているのが、心強かった。
オートミールって家族で食うものなのか?とすこし疑念があって調べてみると、ポーランドは麦の加工品が多く出回っているようだ。もっと調べると、近年は隣国のウクライナから大量に小麦流れてきていて問題にもなっているらしい。笑顔の奥に複雑ななにかが垣間見える。


7/18

朝、ゴミ出すために大通り沿いの集荷所いったが、ゴミ袋の山がまったくなかった。道路に視線を向けると、すこしはなれたところに収集車が走っており、回収直後だったことがわかる。反対車線の収集所にはまだ山の存在を確認したので、そっちに向かおうとする。
すると、通りががった近隣住民の方が「まだ間に合うわよ!」と急に叱咤激励してくれる。しかし思わぬ声かけに頭が回らず、反射的に「向こういきます!」と、ここ最近で一番でかい声量で提案を拒否してしまった。ひさびさに声をかけられたなあ


夜、PCがまた起動しなくなる。(5か月ぶり2度目)。症状も同じ、『critical process died(重要な工程が死んだ)』だったので、そそくさとリカバリーUSBを作って、初期化した。起動→失敗→再起動→失敗…のループ抜け出すときは、2回目だけどすこしばかり緊張する。myPCの場合は、ブルースクリーンから、真っ黒を基調として下部に川のような赤いラインが何本か入った画面がしばらく映り、初期化メニューに移行する。あれはデジタルの三途の川なのかもしれない。
グーグルアカウントの紐づけが優秀で、ネット関連はほぼ支障なく復旧した。PC内のデータがすべてふきとんだが、(5か月分であればそんなになかったよな)と開き直った。PCはよきビジネスパートナーくらいの距離感のようだ。




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