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環境は人を変える - 職場における人間関係の影響力

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日々、周囲の環境から大きな影響を受けていますよね。

特に職場では、同僚や上司との関係性が個人の態度や行動に大きな変化をもたらすことがあります。

最近、自分の部下の一人に起こった変化は、まさにこの「環境は人を変える」という言葉を体現するものでした。

数ヶ月前、長年信頼してきた部下の態度に変化が現れ始めました。
これまで協調的でしたが、次第に攻撃的な意見を述べるようになりました。

会議での発言や日々の業務の中で、批判的な態度が目立つようになりました。
最初は一時的なストレスによるものかと思いましたが、その傾向は長引き、周囲との関係にも影響を及ぼし始めました。

状況を詳しく観察していくうちに、その原因が見えてきました。
部署内にいる、ある年配のスタッフの存在です。
このベテラン社員は、長年の経験から来る自信と、変化を嫌う頑固さを併せ持っていました。
新しいアイデアや方針が提案されるたびに、強く反対の声を上げ、既存のやり方を守ろうとする姿勢が顕著でした。

このベテラン社員は、自身の不満や会社に対するネガティブな見方を周囲に広めていました。特に、後輩たちにとっては、経験豊富な先輩の言葉は重みがあります。
知らず知らずのうちに、その考え方に影響を受けていったのでしょう。自分の部下もその一人でした。

会社の方針や新しい取り組みに対して、「どうせうまくいかない」「前と同じだ」といった否定的な意見が飛び交うようになりました。
一つでも新しいルールが導入されようものなら、そのベテラン社員を中心に反対の声が上がります。
その雰囲気に飲み込まれ、自分の部下も次第に同調するようになっていきました。

しかし、状況は再び変化しました。
新しいスタッフが部署に加わったのです。
この新人は、仕事に対する熱意と責任感にあふれていました。
与えられた業務を確実にこなし、常に前向きな姿勢で取り組む姿は、周囲の目を引きました。

特に自分の部下にとって、この新しい同僚の存在は大きな刺激となりました。自分自身の態度を振り返る機会となったのです。

「自分はどうしてこんなにネガティブになっていたのだろう」

「本来の自分はこんな考え方をする人間ではなかったはずだ」と、内省が始まりました。

徐々にではありますが、部下の態度に変化が現れ始めました。

以前のような前向きな発言が増え、新しいアイデアを積極的に提案するようになりました。

ベテラン社員の影響から脱し、自分の考えを持って行動するようになったのです。

この一連の出来事は、「環境は人を変える」ということを示しています。

自分達は知らず知らずのうちに、周囲の人々の考え方や態度に影響を受けています。

ネガティブな環境に身を置けば、自然とネガティブな思考に傾きます。

逆に、前向きで意欲的な人々に囲まれれば、自分自身もその影響を受けて成長することができるのです。

職場の管理者として、この経験から学んだことは多くあります。

まず、組織の雰囲気や文化が個人に与える影響の大きさを再認識しました。
一人のネガティブな存在が、チーム全体の生産性や士気を低下させる可能性があります。
同時に、新しい視点や前向きな姿勢を持つ人材が、組織全体に良い影響を与える可能性も確認できました。

これらを踏まえ、今後は以下のような点に注意を払っていきたいと考えています:

1. 定期的なコミュニケーションを通じて、スタッフの心理状態や考え方の変化を早期に察知する。

2. ネガティブな影響を及ぼす可能性のある言動に対しては、適切かつ迅速に対処する。

3. 前向きで意欲的な姿勢を評価し、そのような行動を促進する環境づくりを心がける。

4. 多様な意見や新しいアイデアを歓迎する雰囲気を作り、組織の成長につなげる。

5. スタッフ一人一人が自身の影響力を認識し、責任ある行動を取れるよう促す。

「環境は人を変える」という言葉は、一人一人が周囲に与える影響の大きさを示唆しています。
同時に、自分自身も環境によって変化する可能性があることを自覚し、常に自己を見つめ直す必要性を教えてくれます。

適切な環境づくりと自己啓発の両輪で、個人も組織も成長していけるのではないでしょうか‼︎


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