歯石について
小型犬によくある「歯石」
これが、歯についたただのゴミ。であれば良いのですが
歯石とは「歯垢のかたまり」
歯垢とは「細菌の集まり」
です。
一度付いた歯石はどんなに優秀な歯磨きでもなかなか取れません。
歯石をそのままにしておくと
・歯が痛くなる→食事が出来なくなる→免疫が落ちる→体調不良に。
・口の中が細菌だらけ→水を飲む→細菌も一緒に飲みこむことに→食事をする→細菌も一緒に飲み込むことに→体調不良に。
そして
・体調不良→抗生剤をのむ→口の中の中の細菌も一緒に飲む→薬が効かないor効きにくい
歯石によってマズルが腫れても抗生剤が効かないこともしばし。
そして高齢になると免疫は落ちます。本来であれば薬で治る程度の風邪すら、歯石による細菌が原因で治りにくくなります。
そして頑張って薬を飲み続けることによって薬を分解するための臓器は間違いなく弱っていきます
歯石除去は
・病院でのスケーリング
・無麻酔で行う歯石除去
がありますが
病院によっては通常の手術よりも「浅く」麻酔をかけ行くところも。
歯石を取り、歯の表面をヤスリでツルツルにします。
歯の表面がザラザラなままだと、また歯垢が付きやすくなるので
このツルツルにする作業も実はとっても大切です。
そして最後は歯石を口内から綺麗に取り除いて終了。
一方、無麻酔での歯石除去は歯に付いた歯石を取るのみ。が一般的で歯の表面はザラザラなまま
よって以前よりも歯石が付きやすくなる。(表面がガタガタしていてそこに引っかかりやすくなるイメージ)
取り終わった歯石をワンちゃんが誤って飲み込む恐れもあります
病院で行う歯石スケーリングは浅い麻酔でやる事が殆どなので、血液検査で麻酔に耐えれる数値かどうか見ながらにはなりますが
飼い犬の歯石に悩んでいる飼い主さんは「歯石除去」も視野に入れながら獣医さんとご相談する事をお勧めします☺︎
ワンちゃんの年齢を参考に平均的な歯石の量なのか、他の子より多めなのかを知っておくだけでも大切な事だと思います💡
歯石になる前の歯垢は歯ブラシで取り除けることもあるので早めの予防!口腔ケアも大切です。(仔犬の段階で歯磨きの練習も🙆♀️🙆♀️🙆♀️💮)
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