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だから私はガラパゴス⑩:リードエンジニア 石浪創

『プロセスとテクノロジーで人をよりヒトらしく』というミッションのもと、メンバーが自分らしく働ける環境づくりを目指しているガラパゴス 。このシリーズ企画「だから私はガラパゴス 」では、ガラパゴスで働くメンバーが大事にしている価値観やはたらき方、現場の雰囲気や具体的な仕事の進め方を、メンバーそれぞれの視点でご紹介していきます。

第10弾は、AIR Design for Marketing事業部 リードエンジニア 石浪創さんです!

AIR Design for Marketing 事業部、TECHチームの石浪と申します。リードエンジニアとして複数のシステムの開発に携わりながら、メンバーの育成やチームメイクのサポートも行っています。ガラパゴスにジョインしたのは2019年、今はちょうど3年ほど経過したところですね。現在は、基本的にガラパゴスへの勤務を主軸に置きながら、行政書士、大学生、2児の父、と複数のわらじを履いています。

ジョインの決め手は、経営層の熱意と社会実装を叶えたいと思えるビジネス

社会に出たのは有効求人倍率が0.54を記録する就職氷河期。ケータイ業界、EC業界など複数社でエンジニアとしての経験を積みました。フリーランスになったタイミングで、エージェントから紹介を受けたのがガラパゴスです。当時、子育ての環境を考え東京から妻の実家がある山梨に移住したタイミングで、リモートワークができる先を探していたんです。現在のように柔軟な働き方が世の中に浸透する前で、ガラパゴスにも前例がなかったようなのですが、「ある程度業務や会社になじんできたら出社を減らして良い」と希望を許容してくれたんですね。「社員」を一括りにして仕組みを作るのではなく、個々の事情に鑑みて働く環境に配慮する文化は当時からあったのだと思います。

その上でさらに心を打たれたのは、ビジネスが持つポテンシャルと経営層の熱意です。話を聞けば『ミッション「プロセスとテクノロジーで人をよりヒトらしくする」を実現するため、デジタルモノづくり産業革命を起こす』と言うじゃないですか。私自身もエンジニアとしてどんなサービスを社会実装すべきなのかを考えていたところで、これは面白いなと思いましたよね。デジタルデザイン市場の大きさを考えるとチャンスではあるが、極めて難しそうな案件である。けれど実現不可能ではなさそうな、それでいて社会へのインパクトが大きいブルーオーシャンのサービス。そんな印象を持ちましたね。現在の形に至るまでにサービスのピボットなど紆余曲折がありましたが、組織もビジネスも大きく成長し、当時経営層が描いていたビジョンに着実に近づいていると感じます。

エンジニア目線で見たガラパゴスの魅力とは

まずは大型の資金調達を終えた成長フェーズであること。社長も明言していますが、今は投資をしてアクセルを踏み込む時期です。必要以上にコストを恐れずに様々な開発案件に挑戦をできる環境は、エンジニアとしては非常に魅力的だと思いますね。加えて、チャレンジをリスペクトする文化。誰かが「挑戦したい」「やってみたい」と言えば皆で支援をする、かつ即座に実行する文化があります。ガラパゴスのバリューのひとつに『フェイル&グロウ(早く失敗、早く成長)』という言葉がありますが、TECHチームではこの考え方を非常に大切にしています。開発に関しても、早めにリリース、トラブルがあれば迅速にシューティングしてより良いものにする。仮にうまくいかなかったとしても、結果は結果としてありのまま共有します。失敗の背景に何があったのか、今後にどう生かすのか。それらを共有することで「失敗を資産にする」ということを皆が意識しています。こういった『オープン&フェアネス』な環境はエンジニアとしての成長にもつながりますし、心理的安全性を保ちながら思いっきり開発に打ち込めて、シンプルに楽しいと感じています。

本業がお父さん業と豪語する石浪さん。
お子さんが描いた送迎をしてくれるパパは部屋の看板がわりです。

互いに成長を促し合える環境、コミュニケーション施策

私は、成長のためには本人が道筋を描くことが一番大事だと思ってます。TECHチームではメンバーの成長を促す取り組みとして、1on1にてリーダーがサポートしながらロードマップを各自で描き、チーム内で共有しています。例えばあるメンバーが習得を望んでいるスキルがあった場合に、他メンバーのタスクを分解して割り振るような取り組みも行われています。先日も、エンジニアだったメンバーが、本人の希望でPdM(プロダクトマネージャー)になりたいと表明し、最年少のPdMが誕生しました。PdM経験がない状態ではあったのですが、本人が「会社の課題としてPdMが不足している。未経験ではあるが挑戦してみたい」と自ら言い出して、チャレンジしてもらうことになったんです。結果、メキメキ成長して、今ではユニットリーダーも兼任しています。課題があり、解決するための道筋を描く人がいれば、会社としてできる限りサポートやアドバイスをする、そんな土壌がありますね。その他にTECHチーム内では、「クラウドネイティブ勉強会」と称して、相互に情報をキャッチアップするための場を設けています。私からも伝えたいことがありますし、皆が何に興味があるのか、どんなことを考えているのかも知りたいので、積極的に双方向のコミュニケーションをとれるようにしていますね。

TECHチームにフォーカスして話をしましたが、全社的な観点でも、部署をまたいだコミュニケーション施策が非常に充実しているおかげで、フルリモートでありながらとても良い雰囲気が保たれていると感じます。

求められるのは「アンラーニング」する力

ガラパゴスメンバーに求められる資質は何か、改めて考えると「アンラーニング」しようとする姿勢かなと思います。これもバリューのひとつ『バードビュー』につながる話ですが、「物事を俯瞰で眺め、自分の力を過信せず、良い意味での自己否定をする」ということです。自分の能力は今発揮できているものが全てではないし最上でもない。自分の考えと相反することを誰かから言われたとしても、「別の視点・視座から見ればそのような側面もある」と理解し、素直に謙虚に受け止めるんです。「俯瞰の目」ですね。社内のslackなどでも「アンラーニングしよう」は頻繁に使われているキーワードですが、エンジニアだけでなく、皆がその意識を強く持っていますね。

お子さんがたまにつくるという万華鏡に映る星々。
大人もハッとするような美しさです。

リードエンジニアとしてのビジョン

AIR Designの導入企業数も年々増加し、ビジネスの成長に伴ってデータが蓄積されています。それらの膨大なデータを集約・利活用して、長期的な目線でのデータドリブンマーケティングを推し進めていきたいです。もちろん短期的な視点としては、センターピンとしてのKPIやミッション達成に向けて動いていく。その一方、ビジネスの成長を見据えて、データをどう活用していくべきか仮説検証しながら、開発計画含めた提言をしていければと考えています。事業が成長していけば、当然指標とすべきKPIも変わっていきます。そのスピードと変化に追随できるだけのデータ分析基盤を作りたいですね。明確にミッションとして任されているわけではありませんが、長期的には会社の課題解決につながり、必要であると感じています。そう感じたなら、実行できる。それがガラパゴスという会社だと思います。

臆病者ながら甥っ子三羽を養育しつつ、素敵な彼女とたくさんの友達がいるドナルドは石浪さんのヒーロー。 日常使用が多すぎて、奥さまに「見分けがつかない!」と怒られてしまうそう。

ガラパゴスでは、エンジニアをはじめ、一緒に働くメンバーを募集中です!

(文責:武石綾子・前川敦子)