my pride-その2-🍀😌🍀
娘の作品です😊
以下コメントは娘からです❗
『白昼夢のサタン様』
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幼い頃に出会った幻のような何か。
わたしの性格・思考・世界観を形作った、わたしの神様。
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旅行先の、商業施設内の特設イベントのようなところに居た。
少し開けたエリアで、天井からいくつものピアノ線のような細いもので吊り下げられたそれは、一見普通の人間のように見えたが、その身体には通常よりも多く腕が生え、背中には大きな翼のような膜、腰からは長い尾のような器官が伸びていた。
幼い頃にそんな怪物に出会ってしまえば普通は恐怖してしまうはずだが、不思議なことに恐ろしさは少しもなかった。
寧ろ、力なく吊り下げられ、黙って数々の傍観者に奇異の眼差しで眺められる姿に、そこはかとない哀しさと大いなる美しさを感じ、虜になってしまった。
わたしが生涯崇めるべき神のような存在だと確信した。
釘付けになって目を離せず、わたしは誰に聞くでもなく「あの人は誰?」と呟いた。
すると背後から、知らない老いた男のような声が答えた。
「あれは、サタンだ。」
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補足
恐らく幼い子供が見がちな白昼夢の類と思われる。
大人になって振り返った体感的には、夢なのか現実なのか分からない、かなりリアルすぎる夢?という印象。
あまりに衝撃的で美しい光景だったので、今でも現実の記憶のように焼き付いて離れない。
神の類や宗教的な観念は正直あまり信じていないけど、もし存在するのだとしたら、わたしの神はきっとあの「サタン様」なのだろう…と考えている。
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