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病気になる原因について考えてみた(ぱる)

こんにちは。
名古屋主の栄光教会に通いつつ、某病院にて薬剤師をしております、ぱるです💊

少し前に、「病気になる原因と予防策」について深く考えるようになりました。

きっかけは、職場の先輩との会話。その先輩は自身が病気しがちなのもあり"体調不良は自分の生活に何かしら問題があるから。問題となる行動を変えるべき"、との考えでした。

一理あると言えばあるけれど、なんだか私はもやっとして腑に落ちないものが。。
なぜもやっとしたのか?
自分の中での整理も兼ねて、生活習慣病のひとつ・高血圧を例にあげて考えてみました。

生活習慣病…生活習慣が原因で起こる疾患の総称。重篤な疾患の要因となる。

〜高血圧の場合〜
◆原因
① 肥満、塩分の取り過ぎ、喫煙
②ストレス
③遺伝
など

◆考察
③遺伝
➡︎本人にはどうしようもない
②ストレス
➡︎環境が原因とも言えるし、
同じ環境下でも人によってはストレスにならない場合もあるから、その本人の受け取り方次第とも言える。
でもその受け取り方、認識感が形成されたのには、本人だけの要因ではなく育ってきた環境や文化の影響も少なからずあるはず。
① 肥満、塩分の取り過ぎ、喫煙
➡︎一見すると本人の問題だが、これも育ってきた環境、文化の影響があり得る。
(たとえば塩分なら味付けの濃い家庭で育って体質化してしまった、
肥満なら食べ残しが許されなかった、
喫煙なら映画などで憧れを抱くようになった、など。)
また、ストレスにより暴飲暴食、喫煙に走った、ということも考えられる。

その他、「知識不足で」気をつけられなかった、ということもある。
(例えば糖尿病では、教育を十分に受けられなかった人の方がその恐ろしさを知らないから罹患しやすいらしい。
これは職場の医師が仰ってて印象的だったこと。)
逆に言えば、必要な教育を受けられれば病気になる可能性を減らせるということでもありそう。

◆結論
病気になる原因として、
一見すると本人に原因があるようで、実は環境・文化的背景に要因がある場合もある。

一概に、体調不良は本人の健康管理不足のみが原因とは言えない。

◆結論からの考察
生活習慣や運動不足等、本人の健康管理不足が原因と思われる病気だとしても、ただ健康管理を促す前に、
・「なぜ」健康管理できなかったのか
・「どうすれば」健康管理のモチベーションが上がるのか
に焦点をあてて考えることは大事
だと思われる。

健康であることの良さや、必要性をわかっていないのに、「健康管理しないといけませんよ」と言われたところでその言葉は響かない。

わからないならわかるように、
わかっているけど行動に移せないならその原因を考え、実行できるようにすることが大事なように感じる。

個人的には、「自分を愛すること、大事にすること」「自分の存在価値」「生きる意味、喜び」あたりが関わってくるのではないかと考える。

これらをわかってこそ、
「替えのきかない自分」を大事にして生き、
自分のために、また自分を愛し必要としてくれる存在のためにも、より長く健康に生きたいと思え、
健康管理が必須だ、という意識で過ごせるようになる。
そのように思うから。


そしてそもそも、病気にならないためには
・早い段階で必要な教育の機会を設ける
ことも重要だろうなと。
正しい知識があってこそ正しい判断・選択をして生きることができるというものですよね…

そういう意味でも、幼いうちから「自分を愛すること」「生きる意味」といった、人生の本質となるようなところに目を向ける教育が求められるように思う。

…なんか文章が固くなってきちゃった。。
ここまで頑張って読んでついてきてくれた方がいたら拍手と感謝を贈りたいと思います👏


ちなみに、「生きる意味」がわからなくて悩む、といった状態は
は「霊的苦痛」を受けている、と医療の面から言うことができます。
こちらについては、またの機会に投稿したいなーと思います٩( 'ω' )و✨

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