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関川 惠大 代表取締役、世の中の全ての人に 魅せる力を持つ

プロダクトの魅力をよりリアルに、よりスムーズに。「体験」から始まる新たな販売で、顧客の根本的な課題に向き合い続ける。

CEO PROFILE
関川 惠大(せきかわ けいた)氏
1995年生まれ、北海道札幌市出身。2020年9月株式会社メグダイを創業。

経歴
2018年 大学(名古屋) 卒業
2018年 大手商社 入社
2020年 株式会社メグダイ 創業

ー 早速ですが、起業のきっかけを教えてください。
元々、起業自体には興味はなかったんです。私たちのチームには商社出身者が多いのですが、在籍当時業務に向き合っていく中で、物の売り方や伝え方が分からないという課題を抱えるメーカーさんがとても多いということを肌で感じてきました。この課題を解決したいという思いから、起業を決意したという流れですね。
課題解決をしたい、する、という目的が生まれると起業への思いが強くなり、この課題に共感してくれる前職の仲間たちを誘って、立ち上げたというのが始まりです。現在はこのリファラルでジョインしてくれた仲間以外にも、採用活動を通じて全く異なる経歴、職歴をもつメンバーも集まっています。

D2Cマーケットが成長する中で、実物を見せることで販売が加速する製品や、卸の仲介が困難な企業の製品、日本での販売にハードルを抱えている企業の製品を宣伝、販売、テストマーケティングする場の設立を目的として創業したわけですが、元々売上の大部分を占めるのがITサービスという中で、オンラインでの競争が激化しており、実物というものを体験できないと購入にいたらないという経験が何度もあったことから、試食という「体験」を提供するというところに行きつきました。

ちなみに起業に関しては、誰かや何かからの強烈な刺激を受けたり印象があったわけではないのですが、両祖父が会社を立ち上げた方々だったので、わりと小さい頃からそういうことが当たり前だった環境ではあったかと思います。

ー 画期的なサービスですが、展開していく上で大変だったことはありますか?

これまでの世の中にはないサービスなので、初めのうちは説明コストがかかるということが、大きな課題でした。メリットやデメリットを想像してもらいにくく、内容をご理解いただけるよう、説明していくというのは中々大変な部分ではありました。そのため、とにかくやってみてもらうことで理解していただくこともありました。
一方で、この説明コストを補う要素として、広報活動にかなり力を入れ、テレビ、新聞、雑誌などメディア露出を増やしていきました。そうすると、このサービスの仕組みを多くの方に映像として理解していただけたり、何より第3者に取り上げられたことで、社会的信用を得ることができていきました。
メディア露出に関しては、売上への直接的なインパクトがあるわけではないのですが、営業時の成約率はかなり上がったと思います。

ー 会社として大切にされている思いや理念には、どんなものがありますか?

我々のパーパス的なところだと、「世の中の全ての人に魅せる力を持つ」をテーマにしています。
例えば、何かを宣伝したいとき、Web広告をはじめ色んな手段があると思いますが、「体験」というのが、その製品の魅力を伝えるのに一番手っ取り早く、確実な手法だと思っています。なので体験によって生み出される、情報や魅力を世の中に広められていけたらなと思っていまして、この思いを軸に事業を展開しています。この思いは私だけでなく、メンバーも共感し、当社の目的として同じく認知しています。

カルチャーとしては、わからないことをわからないままにしない。というのを大切にしています。物事をしっかり理解して「なぜやっているのか」「なんのためにやっているのか」「どういった目的に対してどう動いているのか」こういった共通認識を持って、ミッションに向き合うということですね。不透明にしない、という。

例えば、私たちは、ビジネス設計する上でも、お客様の声を本当にしっかり聞くようにしているんですが、その中でわからないことや壁にぶつかることもよくあります。また、それは声を寄せてくださったお客様自身も、どんな課題なのか明確になっていないこともあるんです。それを徹底的にヒアリングすることで、まずは課題を明確にし、その解決手法として適しているのは、BtoBのサービスであったり、私がバイヤーさんをお招きして一緒に考えることだったり、アンケート項目を増やすことだったり。お客様はもちろん社会のニーズをしっかり把握し、工夫していくことで、サービスの改善を図っています。

ー メンバーの皆さんに共通することはありますか?

みんな主体性があります。なので、小さい声であっても拾ったのならば会社にしっかりフィードバックして改善するということができています。その結果、売上もいいペースで上がっていますし、付加価値が高くなって利益率も大きく改善されているんです。日々の業務の中で、努力の方向性を間違うことのほうが多いんですけど、ただそれも間違った理由と、どこがダメだったのかを徹底的に向き合う姿勢があるので、結局最終的には正しいところに辿り着けるというか。そういった点をすごく尊敬しています。

今後ジョインしていただく方には「本質について考えられるか」という点を求めたいですね。本質さえ理解していれば、応用も改善もできますが、表面上だけのことを理解して動こうとすると改善のスピードが遅くなってしまいます。なので、現在募集しているポジションでの経験がある方というよりは、物事を本質的に捉えることが得意な方にエントリーしていただけると嬉しいです。

ー 今後の目標について伺えますか?

サービスの裾を広げていく、というところでしょうか。今はお客様に対しては、試食を入口にして、場所や出口を提供しています。売るための仕組みとして、サイトを作ったりSEOをしたり、広報したりというコンサルに入っているわけですが、さらにお客様の声を聞いていくと人材不足が深刻であることに気付きました。特に地方の工場メーカーさんなどは如実で、その課題を解決するために外国人人材の派遣業などを展開しようとしています。サービスやお客様が必要としているものに向き合い、積み重ねていくことで、一つのお客様と深く関わっていけるような組織体制を作っていきたいと考えています。なので、一見全く関係ない事業をやっているようで、実際には一つのお客様に関わっていく中で必要とされるソリューションを提供しているというかたちです。そういった向き合いをしていくことで、顧客あたりのLTVをあげ、トータル的なソリューションを提供できる会社になっていきたいです。


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