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いまはむかし

『いまはむかし』
監督 伊勢真一

https://eiga.com/movie/95495/
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「奈緒ちゃん」「えんとこの歌 寝たきり歌人・遠藤 滋」の伊勢真一監督が、戦時中のインドネシア(ジャワ)で、国策映画を作っていた父で記録映画編集者の伊勢長之助の足跡を辿る長い旅路を記録したドキュメンタリー。
ー作品紹介よりー

https://www.isefilm.com/


良い映画でした。
先日観た「MINAMATA」もそうでしたけど、観終わった後には「インドネシアで国策映画を作ってた伊勢監督のお父さんについての映画だよ」という映画の肩書きはどこかに忘れられて、ただただ戦時中にアジア諸国 ここではインドネシアの人たちに対して「何をしていたのか」「どういう出来事があったのか」という現実を伝えてくれる映画になっていました。


日本がインドネシア占領当時の日本人が作った国策映画の数々、オランダが接収して歴史的に大事なものとして保管されていました。


この「いまはむかし」という映画の中でもいくつか映像が使われていますが、
この時代の日本の国策映画のフィルムの断片を一気に見れるだけでも、かなり価値のある映画になっているのではないかと、思います。

「MINAMATA」観た後も思いましたが「いまはむかし」という映画も、理屈が勝っておらず、映画としてとても平坦でどんな人が見ても、わかりやすい作りになっていると思います。
こういう過去の歴史を見つめる映画が映画館に足を運んでいる年長者のものだけでなく、もっと若い人たちに見てもらえたらいいのにな、と。
そうするにはどうしたらいいんだろうな、と改めて思ってしまいました。

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