第10回NEWDOORプレップ進学プログラムレポート

特定非営利活動法人glolabは、2022年度より「NEWDOOR進学プレッププログラム」を開始いたしました。１月に第10回キャリアワークショップを実施しましたので、ご報告いたします。尚、本プログラムは、「草の根市民基金・ぐらん」による助成を受託して実施しております。
 
※第９回は「みらいチャレンジプログラム」事後学習会を行いました。
　詳細は「みらいチャレンジプログラム」の報告をご覧ください。
 
※「NEWDOOR進学プレッププログラム」とは、在留資格や生活環境などにより、高等教育機関への進学に前向きになりにくい生徒を対象にしたプログラムです。詳細は以下をご参照ください。
「NEWDOOR進学プレッププログラム」を認定NPO法人キッズドアとの協業で始動しました。
「NEWDOOR進学プレッププログラム」募集開始のお知らせ
 
 

【概要】

　■ 日時：2023年1月22日（日）
　■ 形式：オンライン
　■ 参加人数：NEWDOOR進学プレッププログラム参加高校生
　　　　　　（1年1名、2年1名）
　■ 流れ：
　　　１．大学や専門学校などを選ぶときのポイントを考える。
　　　２.  動画（東洋大学　村上一基先生インタビュー／外国にルーツを持
　　　　  つ大学生インタビュー）を視聴し、大学について知る。
           ３．自分の興味がある大学・専門学校を１つ挙げ、調べる。
　　　４．調べた情報を全体で共有する。
 

１． 大学や専門学校を選ぶ時のポイントを考える。

　これまでの交流会で話を聞いたセンパイたちがどのように大学を選んだかを振り返り、学校選びにはどのようなポイントがあるか全体で話し合いました。
　ワークショップに参加した高校2年生はすでに自分で大学の情報収集を始めており、寮があるかどうか、食事はついているか等、自分にとって重要で、より具体的なポイントを挙げてくれました。その他にも、生徒たちから学費や取れる資格、立地や施設環境などさまざまなポイントが挙がりました。また、国公立大学や私立大学、専門学校の違いにも触れ、自分が行きたい学校とその他の学校とではどのような違いがあるのか、どうして自分はその学校に行きたいのかを考えました。そして、みんなで挙げたポイントの中でも自分にとって何が大切なのかを深く考えることができました。
 

２．東洋大学　村上一基先生インタビュー／外国にルーツを　　　持つ大学生インタビューを視聴し、大学について知る。

　スタッフとペアになり、1で挙げたポイントを頭に置きながら、動画（東洋大学村上一基先生インタビュー／外国にルーツを持つ大学生インタビュー）を視聴しました。動画に出てくる学部や学科、入試方法などの用語もスタッフと一緒に１つずつ確認し、内容を理解していきました。そして、外国にルーツを持つ生徒のための入学試験がある大学があることや、試験の内容、大学生活の様子、卒業後の進路など動画の中から大事な情報をつかむことができました。
 

３．自分の興味のある大学や専門学校を１つ挙げ、調べる。

　２の動画視聴に続いて、次は自分の興味がある大学や専門学校を１つ選んで調べてみました。最初はどんな学校を調べたらよいか戸惑っていた生徒もいましたが、スタッフが生徒の興味関心からいくつかの学校を提案すると、参加生徒の興味関心にぴったりの専門学校が見つかり、積極的に自分でその学校について調べ始めました。そして、学費はいくらか、どんな施設があるか、どんな先生がいるかなど、１で考えた学校選びのポイントとなる情報をホームページから探して、自分の条件と合うかどうか確認していました。そして、写真や卒業生の話などから学校のイメージを膨らませ、「こんな学校に行きたい！」と、新たな目標ができ、進学に対するモチベーションが上がったようでした。
　また、すでに情報収集を始めていた生徒もスタッフとともにこれまで調べたことのない大学を調べてみて、他大学にはない大学の特色や奨学金制度の情報を見つけ、選択肢を広げることができたようでした。

４．調べたことを全体で共有する。

　最後にそれぞれが調べた大学や専門学校について1人ずつ発表しました。発表の際には自分で調べた情報を述べるだけではなく、「こんなことがいいと思った」、「この学校に入ったら、こんなことができる」など、調べた情報に自分の考えやコメントをつけて発表し、他の生徒やスタッフとうまく情報を共有することができていました。
 

　今回のワークショップで生徒たちが大学や専門学校のイメージを膨らませ、積極的に自分の進路を考えている姿がとても印象的でした。みんなで考えた学校選びのポイントや情報収集の方法を参考に、これから自分に合う学校を探していってほしいと思います。
 
2022年度のNEWDOOR進学プレッププログラムも残すところ後２回となりました。次回は1年間のNEWDOOR進学プレッププログラムでの学び、そして自分自身の成長を振り返るワークショップを行う予定です。

報告：ウィリアムズ

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