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わたしたちの世界観。

12月18日の最終報告会から約1ヶ月半弱。

待ちに待った個人探求タームの初日を迎えました!

今日から3月末まではメンバーそれぞれ選んだテーマをじっくり、みっちり掘り下げて探求をしていく期間になります。

久しぶりに集まった皆の少し緊張している、でも元気そうな顔を画面越しに見て、声を聞いてスタッフ一同嬉しさでいっぱい。

今日のメニューは

・最終報告会やチーム活動の振り返り
・ペアインタビュー (自分や2期生の興味関心って?)
・世界観共有ワーク
・個人探求の計画

と1日目から盛り沢山の内容。

あーこの雰囲気久しぶりだなぁと徐々に感覚を取り戻しながら、エンジンをかけていく姿にこれから進んでいくぞれぞれの探求にさらなる期待が膨らみます。

そんな1日のハイライトとして「世界観共有ワーク」で皆がシェアしてくれた画像をその理由と一緒にお届けします。

「世界観共有ワーク」は我らがトニーがこれを是非高校生とやりたい!と提案してくれたもので、自分にとっての「世界(社会)」のイメージに会う画像をインターネット検索で検索して共有をしてみるというワークです。
ポイントは「世界」と調べて世界地図の画像を出すのではなく、自分が捉えている世界を比喩(メタファー)表現する画像を探すということ。

大人とこのワークをすると戸惑う人が多いのですが、高校生はすんなりと意味を汲み取り5分間で多様な画像が出てきたのでびっくり。 

そこに解説もつけてもらうと、

「う〜ん面白い.....面白すぎる!」

という唸りが止まらないものばかりで、これはもう本当にありとあらゆ人に見て/読んでいただきたいです!!!!!

それではどうぞ。

まき

まき:「風刺画」
人間はいろんなものに縛られてる。自由にいきてるようにみえても、法律や何かに縛られている。囲いの中で生きているなかで、誰かにいいように使われているのではないかという気持ち。

トミー

とみー:「わがまま」
他の生物のことは考えずに自分たちが生活しやすい便利な道具を人は作っていくから。他の生物が困っているのにもかかわらずそのような道具を作っていき、ますます他の生物を苦しめているのではないかと思ったから。

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ジョージ:「分子」
『君たちはどういきるか』の冒頭で、デパートの屋上から人の流れをみて、「自分がこの中にいるんだ」と感じる場面がある、そこから感銘を受けた。
一つ一つが一人一人。自分から直接みえてない人とも実は繋がっている。

しずく

しずく:「マイクラ」
行動しないだけで本当は何でもできる(クリエイティブモードと似ている)し、生きている世界はいいことばかりではない(サバイバルモードに似ている)と思ったから。

あい

あい:「たくさんの花」
1人1人が1つの花を育ててるイメージです。花の育て方は水やりとか栄養与えたりとか、一緒にみえるけど、花それぞれ育てかたや生える場所は少しずつ変わっていて、それは人間と同じだと思いました。人間も食べて寝て運動して といった流れは同じだけど国や地域によって文化や宗教といった相違点が花と同じに思ったからです。

りず

りず:「本棚」
この世界には、本棚のように情報がたくさん詰まっていて、どこから手をつけていけば良いのかわからない。本棚の奥まで見えていないのは、情報が溢れるほど多いことと、まだ誰も知らない情報がどこかにあることを表してくれていると思う。一つこの画像と違うのは、現実ではここまで情報が整理されておらずもっとぐちゃぐちゃだということ。

光輝

光輝(1期生):「世界格差」
今の世界を見てみると、日本やアメリカといった比較的経済的に裕福な国とアフリカなどの経済的に貧しい国で分かれていて、支援の制度は整いつつはあるがそれでも国同士の差はまだまだあると感じたから。

りな

りな(1期生):「絡まったケーブル」
ケーブルはたった一本でたくさんの役割を果たせるとてもシンプルで効率の良い道具だが、それが増えて絡まり合うと効率の良さよりも「不便さ」や「イラつき」が目立ってしまう。今の世界は技術の進歩のおかげでどんどん発展してきているが、それと同時に一つ一つの分野がより複雑になってしまっている。そのせいで、せっかく画期的なアイディアだったりするのに複雑になりすぎて、絡まったケーブルのように近寄り難い存在になってしまってるなと感じた。

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遥音:「サラダボール」→「CDジャケット」→「タワーレコード/レコード」
アメリカ:人種のサラダボール 世界・地球も広い規模で見たらまさにこれだと思ったけど、少し違うなと思った。
「CDジャケット」→「タワーレコード/レコード」
音楽はさまざまな影響を受けて作られていて、(歴史、文化、時代背景、作った人が生きてきた中で)さまざまなことが絡まり合って世界は繋がっている、混ざり合っていると思ったから。

https://onl.la/Z6KChS4 (有料画像のためリンクからどうぞ)

なな:「ビジネス」
日本でいうと狭くて過剰労働とか色々問題になってるし過労死って言葉が英語圏でも通用するようにしてるなって思ったから。
世界で技術とか物流とか沢山ビジネスによって成り立ってるなって思ったから。

https://onl.la/47qkmG4 (有料画像のためリンクからどうぞ)

あや:「楽しい世界」
初めは、学校とかで結構グループでかたまったり嫌な感じの雰囲気とかあるからそうゆう画像にしようかと思ったけど、改めて考えてみたら、苦手な人とかグループとかはあっても意地悪されてるとかじゃないから、ただ性格が自分と違ったり合わへんだけやからそう考えたら種類が違う人が集まってるのが世界で、それでも毎日楽しく過ごせてるので色んな種類のひとが笑って集まってる画像にしました。

インターンチームも!

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三谷:「コミュニティ」
世界ってせまいなと感じて「狭い」と検索したら物件がでてきて、パッと思いついた言葉がコミュニティです。
世界で狭いと感じたのは、京都に過ごしてたらいろんなところで知り合いに会って友達同士がつながったり、オンラインでこの前モロッコやサハラ砂漠、ケニアに行って話を聞くと京都の知人が関わっているコミュニティだったり、世界は狭いな~という気持ち。

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高津:「つぶぐみ」
グミは、着色料によって、”レモン味”や”ブドウ味”など、実際に果汁が含まれていなくても、人間の錯覚的な要素を利用していると聞いたことがある。これは人間の見たいように見る、聞きたいように聞くという本質が詰まっているように感じている。それをうまく統合していくのが社会、世界かな。形や色が様々なのも多様性を反映してそう。
今回みんなでした世界観の共有みたいなものも、世界を自分の理解したいように理解しているというアンチテーゼ的な視点とも言える。
しかも、グミを取るときに、何の味がくるかわからないというランダムネスなところも人間の生活にも繋がってると思った。

おまけにスタッフも♡

地球時計

Hila:「地球の歴史時計」
「人類は地球の病原菌として生まれた存在みたいなもの」と中学生の時に父親に言われたことを思い出して。世界規模の社会問題を考えていると気が滅入りそうになる時もあるけど、地球の歴史の中での私たちの人生なんて瞬きしている間のことだと思うとちょっとラクになる。でもだからこそ人間として持つ「倫理観」や「理想を抱く力」を大事にして投げやりにならず社会貢献を続けたいなと思う。

そしてトニーの画像はTOPに^^

「主張強い鳥」
地球に生きてる生き物って、それぞれに個性を爆発させて今の形になっていると思う。人間の、日本人の場合つつましやかで「爆発させない」ことが多いけど、本当はもともとこれくらい尖った部分を持って生きているよなぁ~って。人間の社会って自然と分けられてるように感じられがちだけど、人間もコンクリートや技術をもった野生動物なのだから、野生動物くらい素直に生きてもいいんじゃないかな、ということで野生動物の、他にもたくさんあるけど自由さを感じる「鳥」また、北米の鳥は特に色とか形で主張している感じに惹かれたので、これにしました。生き物って地域性も持っていて面白いですよね~。

いかがでしたか?
皆さんの「世界」はどんなものですか?
高校生の「世界」を見てどんなことを感じましたか?

また機会があれば是非お話ししましょう!
高校生に恥じない探求をGCスタッフも日々の中で積み重ねて行こうと改めて身が引き締まった半日でした。


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