見出し画像

【大阪・関西万博まであと304日】6/4 万博パビリオン 大林組様による学生視察TOURに

2月に関西財界セミナーでご縁をいただいた大林組の副社長永井様のご厚意で、立命館大学、龍谷大学、京都大学、京都産業大学、UBCの10名の大学生・大学院生をご招待いただき現地視察に行ってまいりました。

WELCOME ボードでお出迎え頂きました

同社は全4工区の統括施工者として全体の安全面・技術面でのノウハウ共有や指導、進捗管理を行われています。今回は、建築事業部大阪関西万博室 森田様より、業界に明るくない学生や私もプロセス含め、全体像や大切にされている点を理解できるイントロダクションをいただき、その後の現地視察がより深みがあるものになりました。なんと学生の視察受入は、滅多にないそうで、DXの導入を積極的に取り入れられている現場を観て業界についての理解も深めることができました。

森田さまより
近藤さまより

 永井様から学生へのメッセージでは「前回のEXPOで、国や地域を超えて出会った人たちが語らい、未来を思索する視点が互いにインスピレーションとなり、今の社会を支える科学技術の発展につながっている。そうしたことを想いながら、是非みなさんも、未来社会を支える一人として足を運んでいただきたい」と、セレンディピティ(偶然の産物)の語源であるセレンディップの3人の王子たちの物語を鍵にメッセージをいただきました。

どれだけ充実していたかは、学生の声を通して感じていただければと思います。

▼大学生の声(抜粋)
・おばあちゃんが前の万博の話をしてくれ、それを聞いて楽しみにしていた。今回足を運んで、技術が近未来的なものが多くて違った世界になりそうでとても楽しみになった。
・万博のこと知らなかったけど、歩いてたら30秒に一回すごいという言葉が自然に出ていた。言葉を失うくらい楽しくて、チケットを買って親を連れて行きたい
・空飛ぶ車のエリアがおもしろかった。建築現場に入るのが初めてで、物ができてくる貴重な過程を目の当たりにできたことが面白かった
・万博のイメージができてなかった、大きなお金が動くイベントは疑ってしまいがちだが、技術のシェアやこれからうまれるものにバリューを感じる。実際にオープンしてから足を運んで確かめたい

▼大学院生の感想
・今回大林組さんが紹介してくださったパビリオンを思い出してみると、どれも同じ規格の「モジュール」を組み合わせて作り上げているのが注目なトピックなのかなと思いました。前回のドバイから移動させてきたストーリーもお伺いし、今後モジュールを用いた建築がもし可能であれば、壊れた部分を同じ規格のものを作って比較的簡易に修理することもできる。また、抽象的・目的が曖昧なモジュールであると、使用者の創造性や思考によって多様な使い方を生み出すことができるとも思いました。
・訪問前は、1970年のコンセプトより、あっさりしたコンセプトかな?と思っていたが、今回の訪問で深みと意味を感じられ面白かった。70年のEXPO当時は、大きな一つの問題を社会が共有していたのに対して、現代はかなり分権し、大きく持続可能という点での問題はありながらもまったく別の状況になっている。当時の時代として、一つの具体的な課題を抱える近代化過程であり、現代の万博推進派は1970年万博をもう一度夢見すぎていて、反対派も1970年万博ほどのインパクトがないならと言う批判にこだわり過ぎているような印象を受けた。永井様の話を聴いて、参加者個々人(塊としての社会ではなく)が何を持って帰るかをパフォーマンスとして捉えたいと思う。

▼永井様のインタビュー記事「万博を経済発展のレガシーに」

この訪問全体を通じ、ゲートの、サークルの意味合いが円や循環だけではなく、未来に向かって、世界中人をつなぐ縁が生まれる(いのちがうまれるような)場所なのだと感じた次第です。

 160を超える国や地域が参加予定の2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の開幕まであと304日。

セレンディピティがもたらす、未来の可能性を学生と共に開いていきたいと思います、引き続きよろしくお願いいたします。

編集後記)
学生時代に、万博を体感できるということ。

今回大林組永井副社長直々に、2時間すべての行程をご一緒いただきご案内いただきました。足を運んで、見て、感じて。そこで働いている方の思いを聴いてからしか見えないことがありました。現場で五感で体感することが、いかに貴重なことか。本当にお伺いできて良かったです。

今回は人数の制限があり、大々的に募集ができず心苦しかったのですが一緒に行けなかった学生さんに届けるためにもレポートの許可をいただきました。
永井さま、みなさま重ねてありがとうございました。

グローカルセンター
三谷・行元

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?