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カゴ収納

幼い頃からカゴが大好きで、お店で見つけるとついつい買ってしまうものの一つ。改めて家の中にあるカゴに意識を向けて見ると、本当に色々な用途に使われていました。
玄関では大きめのカゴにマフラーや子供のジャンパーなど、テーブルの上に置いている小さなカゴには手袋や小物類を。大きいカゴは、夏になるとショールや帽子入れになり、ごちゃっと入れてあるだけなのに、なんとなく季節感も感じられて気に入っています。2歳の子供もちゃんとジャンパーを自分でしまっています(突っ込むだけですが・・・)。
カゴは日本のもの、テーブルは北欧の古いもの、子供椅子はイギリスのアーコールチェア、敷物はトルコで買ったもの、国は違えど、自分にとってはまとまりのある好きな空間です。

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キッチンにもカゴはあちらこちらにあります。冷蔵庫の上には、古道具屋で購入したアケビの大きなザルのようなカゴを。底が格子状になっていて、野菜を干したり、ふるいのように使っていたのかな?今は台所で使うザル類をまとめて入れて、使うときに少し背伸びをしてヒョイっと取り出しています。高さはありますが、軽いから落ちてきても怖くないところが良いです。無機質な冷蔵庫になんとなく温かみが添えられているようにも思います。

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中はこんな感じで、本当にざっくりと入っています。通気性も良くてカゴも気持ちよさそう。リネンのキッチンクロスでカバーをしています。

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こちらは竹で編まれた深さのあるカゴ。最初はクローゼットで使っていましたが、木の器を立てて入れるのにピッタリで、台所へ移動。すぐに使いたい器を取り出せて、通気性も良く、とても便利です。しまうときもポンっと入れる感じで。

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こちらも竹で編まれた浅いトレーのようなカゴ。台所に置いて、少し置いておきたいDMや手紙、書類関係をざっくりと入れています。ここから溢れたら整理するタイミング。なぜか今日は子どものペンギンのぬいぐるみがポンと置いてありました。もう少し重要度の高い手紙や書類は、井藤さんの縦長のシェーカーボックスに入れて、なんとなく分類しています。あまり大きすぎるとたくさん入れてしまうし、ないと散乱してしまうので、これぐらいが今はちょうど良いです。

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カゴはかさばるように見えますが、軽くて通気性があり、収納箱としてとっても便利。暮らし方が変わった時や模様替えをした時には、違う用途にも使えます。

そしてこれらは全て、自然の恵みから分けてもらったもの。
材料を採取し、加工し、人の手で編まれたという過程に想いを馳せてみると、物の見え方が変わってきます。山に入って、材を見つけ出し、採取する。材料の採取と加工って、本当に時間のかかる難しいことだということに、最近やっと気が付きました。
ちょっと前まで身近にあったこのようなモノづくりは、これからどうなっていくのか・・・時代の変化に柔軟に対応しながらも、このような手仕事がなくなってしまうのは、やっぱりなんだか寂しいような気がします。

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