グロービスフロントエンド技術顧問古川さんに聞く!技術顧問古川さんから学ぶ、フロントエンド勉強会の学び
こんにちは!グロービス採用広報です。
グロービスでは6年ほど前に開発組織を立ち上げました。現在は100名を超えるエンジニアが在籍し、ミッションである「学びの未来を作り出し、人の可能性を広げていく 」の実現に向け、プロダクト開発に取り組んでいます。
現在グロービスでは技術顧問古川さんにフロントエンド勉強会を定期的に開催いただいています。今回はその内容と学びをグロービスフロントエンドメンバーとお話しするPodcastを収録いたしました!
今回はその一部をお届けします!
フロントエンド勉強会の取り組み
堀川:本日はグロービス技術顧問古川さんをお呼びし、フロントエンド勉強会の取り組みと学びについてお話ししていきたいと思います。まずは古川さんの勉強会の内容について教えていただけますか?
古川:現在私が執筆中のブラウザに関する本をもとに、HTMLレンダリングエンジンやJavaScriptのエンジニアリング、データストレージなどブラウザ内の主要なコンポーネントの働きについてグロービスのフロントエンドメンバーを集め勉強会を開催しました。
フロントエンドメンバーが本を読んだ上で参加し、私の質問に回答するディスカッション形式で進めていく勉強会でしたね。
堀川:実際に勉強会を開催したマイクさん、感想を教えていただけますか?
Mike:本当に勉強になりましたね。勉強会でブラウザの基本的な部分や根本的な仕組みについて学べたので、それを次のタスクに活かしたりセキュリティの問題が起きた時スムーズに対処できるようなコアな知識を身につけられました。
勉強会にはブラウザに関する知識が全くない人も参加していて、フロントエンド周りの根本的な知識を身につけ、フロントエンドメンバー全員が強い開発者になることができるのではないかと思いました。
堀川:古川さんはいかがでしたか?
古川:参加メンバーが毎回面白い質問をしてくれるので、私も毎回開催が楽しみでしたね。
勉強会はメンバーとのコミュニケーションの一環としての機能も持ちながら、設計や実タスクについてなど具体的なお悩み相談なども行われていました。
前回TypeScript 5.2で導入されたusingという機能について触れたのですが、こういった知識の共有が雑談レベルで行われることは素晴らしいですね。一方で、設計に関するコアな話題も出ることがあり、私も学びながら答えたりすることもあったのでとても学びになりました。
グロービスにジョインしてから、プロダクトはクリーンアーキテクチャや処理層、UIやロジックなどの部分がしっかりと開発設計されているなと感じました。勉強会を通して設計への理解を深めることでメンバーのスキルアップにつながると良いなと思います。
グロービスのフロントエンドについて
堀川:古川さんは実際にグロービスのフロントエンドサイドについてどう感じていますか?
古川:グロービスが作っているe-learningに特化したシステムは、インタラクティブなやり取りが多く、技術的にも興味深いと感じています。組織としても、多国籍のメンバーや様々なバックグラウンドを持ったメンバーが多いので開発の規模の多様化を感じています。
また、多岐に渡るプロジェクトが存在しているという印象もあり、フロントエンドのメンバーたちは活発で、新しい技術や課題を持ち込んでくれるので技術顧問としてもやりがいを感じていますね。
渡辺:私としては、技術顧問のいる安心感ってやっぱりすごいなと。グロービスはチームを横断して開発に携わることも多いので技術顧問の古川さんに知識やナレッジの共有をしていただき、共通認識を持つことで良い効果が生まれるのではないかと思っています。
古川さん、グロービスの今後についてはどう思いますか?
古川:事業の継続性を考える上で、価値観やアプローチ方法について整理していく必要があると思います。エンジニア一人ひとりの能力向上に焦点を当てることで、ルールを変更してもアップグレードには工数がかからない仕組みができるのでボトムアップのアプローチは効果的だと思いますね。
一方、トップダウンのアプローチも重要です。事業の継続性や成長のために何を行うのか、その目的を考え、それを踏まえて増やすべき要素やアップダウンの必要性について検討する必要があると思います。考え方を整理するために、トップダウンとボトムアップの両方のアプローチを取り入れていけると良いですね!
ーーありがとうございました!
全内容はグロービスPodcastで公開中!
今回の記事ではトーク内容を一部公開しておりますが、全ての内容はグロービスのPodcastで全て公開しております!
古川さんのフロントエンド勉強会の内容をさらに聞きたい方はぜひPodcastをお聞きください。
#32 Front-endの技術顧問に古川さんを迎えして取り組んでいること