リスクマネジメント:日頃の行動から予測できなかったか?


予見可能性と回避可能性から考える

「予見可能性があったか?」

相当の注意力と判断力をもってすれば、事故が起きることを予測し、その対策を講じることができたはずなのにこれをせず、事故が発生してしまった。すなわち安全配慮義務を怠った。
だから責任があるという考え方。

「回避可能性があったか?」

 相当の注意力と技術力をもってすれば事故は回避できたはずなのに、何らかの過失(ミス)によって回避できなかった。
だから責任が発生するという考え方。

業務上過失致死罪で用いられる「業務上」

「ある一定の資格や能力を持った人が行う行為」という意味です。資格や能力をもった人が行う行為については、一般の人より高度な注意義務を要求されるということ。

ご利用者本人にも過失がある、というケース

ご利用者の過失の有無を判断する2つの基準。
 1)ご利用者が危険を認知することができたか?
 2)認知できたとして、危険を回避できる能力があったか?

「どの程度の安全配慮をすれば義務を果たしたことになるのか?」
→『ご利用者の立場に立ち、介護のプロとしての知恵と工夫を活かし、可能な安全対策を100%やり続けること。』

http://www.ecare-support.com/hoiku_risk/hoiku.html


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