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PayPay使えんのかい。

 こんにちは。履修登録期間だというのに二時間続きの講義が急遽休みになり暇を満喫しました。てぶです。


 今回はその暇を如何に満喫したかを記していきます。


 まず大学構内の図書館に向かいました。午前中の講義で、次回までに新聞を読んでこいと言われたので。
 とりあえず地方紙の前半、政治や国際情勢について書かれているところをさくっと読みました。授業で使おうと思った記事内容については割愛します。後半のおくやみや少年少女の作文は地元民だから楽しめるコーナーだと思っています。まだ馴染めてない私は読み飛ばしました。


 読んでいる最中、一年生の図書館ガイダンスと思しき集団が横を通っていきました。

 私はまだそのガイダンスを受けておりません。

 図書館に入る手続きもおっかなびっくりやったし。

 開き直って上級生の顔をして階段を登って文庫や新書を探しに向かいました。

 手前側に自習スペースがあり、奥に新書や辞書がずらりと並び、さらにその横にも自習スペースがありました。机の8割くらいが埋まっていました。みんなパソコンとノートと参考書と共に勉強していました。

本読んでる奴いない…!

 これでは椅子に座って本が読めないではないか。仕方なく、とりあえず本棚を眺めることにしました。

 手前から三つ目くらいの本棚に著作権関連の書籍が並んでいました。休講になった講義は知的財産に関するものだったので埋め合わせのつもりで一冊手に取りました。しかし鞄が重く、立ちっぱなしがきつく体が悲鳴をあげたので本を戻しました。ごめんよ新書。またくるぜ。


 懲りずに本棚を眺めていると中勘助の「銀の匙」がありました。受験期に近所の図書館で勉強していたとき、この作品が問題文として出題され、琴線に触れたので図書館で探したことを覚えております。もちろん受験生ですから全編読むわけにはいかなかったのですが。

 今日手に取ったのはある国語教師が監修したもので、前書きだけでも彼が「中勘助大好きマン」ということが伝わってきました。読み次第感想あげられたらいいな。

 残念ながら借り方がわからないため(ガイダンス受けてないもんね!!!)本棚に戻しました。


 ここまでで講義室を出て約一時間。三時間分の講義が無くなった私はまだまだ暇です。

 大学近くに小さな本屋があります。いつか行ってみよーと思っていました。


 今がその時。善は急げ。



 道に面した狭い空間に自転車を停め、店に入ろうとしました。もちろん手動のドア。引き戸の取手のところに某宮川大輔がいました。

PayPay使えんのかい。

 店内に入ると書籍のインクもと若干のほこりが混じった匂いがしました。一番好きな匂いかもしれない。店は狭く、入って両サイドの2つの本棚しか売り物の本は置いておらず、奥には段ボールに入った本や仕入れたときに使うのであろう書類が置いてありました。

 愛想の良い中年女性の店員さんが「いらっしゃいませ〜」といいながらパタパタ仕事をしていました。

 小さく会釈をして本棚を眺めました。

 店の奥では年配の男性が座って作業をしていました。前述の店員さんと愉快に話しているのが聞こえました。店員さんの雰囲気と木造の感じが祖父母の家の近くの野菜直売所を思い出させ、懐かしい気持ちになりました。

 右の本棚にはエッセイやラノベや話題の小説が並んでいました。

偏りがすごい…!

 チェーン店の本屋しか行ったことのなかった私は思いました。個人経営の本屋はこんなものなのか…?だってあんなに小さい本屋さんに芸人さんの著作物がいくつも売っているとかありえるのでしょうか…?
この周辺にはお笑い好きが多いのか?お笑いサークルの大学生が足繁く通う本屋なのか?店員さんの趣味?いろいろ考えてしまいました。

 これ買いました。帯も出井さんが書いてるし、どくさいスイッチ企画さんもご自身のXで感想載せていらしたので読みたいと思っていたんですよ。


やっぱり偏ってる気がする。


 満足して今度は左の棚を見てみる。雑誌コーナーでした。目に飛び込んで来たのはこちら。

 ひっくりかえるかと思いました。発売当初、ファンがビジュアルに悶える様子がひたすらTLに流れてきた話題のVoce。地方民根性がしみついており通販でしか買えないと思い込んでいたので嬉しすぎました。

 ……やっぱ偏ってるやろ。

 満足すぎる戦利品を抱えてお会計。
 愛想の良い店員さんはブックカバーをつけるのに手間取っていました。
「すみませ〜ん、ブックカバーつけるの苦手で…」と言っていました。個人経営のこじんまり本屋なのに…?と少しだけ思いましたが居心地が良すぎて一生いたかったので一向に構いませんでした。

 その店員さんがブックカバーをつけながら
「令和ロマンお好きなんですか?
私もお笑い好きで〜」
と言ってきました。


やっぱり!!!!!!!


「面白いですよね〜😊
こんなにかっこよくなっちゃうんですね」
と続けました。


神様!!!!!!最高の店員さん!!!


 やさしすぎる…しかもお笑いすきなの…やっぱりね…

 通い詰めよう。

 欲しい芸人さん関連の本が出たら必ず行こう。




 では、お笑いサークルの見学に行ってきます。

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