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秋冬料理の代表格、お鍋・おでんの練り物に注意!

profile:おうち+まゆこ
楽しい暮らしであることを大切に10歳と7歳の娘のふたりを子育て中。おうちのごはんはこころとからだを作る基礎。どこのおうちにもある材料で毎日作れる無添加のごはん作りをこころがけています。練馬区の認可保育園でごはん作り担当。おうちの無添加料理研究家。こころをケアするアートセラピストの資格取得。料理教室・台所整理のススメの【暮らしのねっこ】

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すっかり秋が深まり、公園でもあちこちで紅葉している木を眺めることができるようになりました。衣服と一緒に、身体も冬支度を始めるころです。

本をめくっていたら、一つこころに残った歌がありました。安土桃山時代の僧侶で、長寿なことでも知られる天海が詠んだものです。
「長命は、粗食正直日湯(毎日の入浴)、陀羅尼(お経)、時折、御下風(屁)あそばさるべし」

意味は、「長生きの秘訣は、粗食で気持ちは正直に、日々お風呂につかり、僧がお教を読むようにしっかり仕事に励み、しかし根を詰めっぱなしでは気が張り詰めて疲れてしまうので、時々はおならでもして気を緩めるように」というようなことだそうです。まじめな教訓にユーモアが交じわっていて面白いですね!目にしただけでも緊張がほぐれて心身に良い影響がありそうです。

こちらの天海は平均寿命40歳程度の時代に、なんと108歳まで生きたそうです。粗食や気持ちの持ち方の大切さを改めて教えてくれる歌でした。

さて、食事の話です。朝晩は冷えこむ日もでてきたので、暖かい食事が恋しい季節になってきました。早速、食料品売り場ではおでんのコーナーが組まれていました。鍋やおでんは旬野菜をたっぷりいただけて身体をぽかぽかに温めてくれて、とても簡単に作れるので夕方忙しいママやパパにとっても、とても嬉しい季節の料理の一つです。

練り物といえば、化学添加物でできている!

おでんや鍋料理に欠かせない食材といえば練り物ですね。伝統的で素朴な食材というイメージがある練り物ですが、原材料をチェックしてみると、化学調味料なしでは語れないものであることが分かります。原型を崩して練り混ぜられた食品はそのものであるよりも腐りやすくなります。そのため、防腐効果を得るためにはお砂糖をたっぷり使って加工するか、あるいは香辛料や塩分を強くすることで品質を維持する方法は昔からの食糧保存の知恵ですが、市販に流通する食材であれば化学添加物によって腐敗を防止しているのが通常です。

大手のメーカーによるちくわの原材料をみてみましょう。
【魚肉、でん粉、卵白、砂糖、発酵調味液、食塩、植物油、ぶどう糖、加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、貝Ca】
この中で、どんなものなのかパッと想像がつかない原材料が化学添加物ということになります。加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、貝Caがこれにあたりますが、加工でんぷんと調味料をみていきましょう。

天然のでん粉は、とうもろこし、じゃがいも、米、小麦、豆、大流行したタピオカなどに含まれるものですが、加工でん粉とは、天然でん粉に化学的加工をして作り出すものです。スナック菓子やドレッシング、冷凍品、タレ、ソース、麺、パン、ホットケーキミックス、ジャムなどなど…幅広く使用されています。加工でん紛と一口にいっても12種類も種類があり、その中には発がん性があるとされる種類もあるので、EUでは一部の加工でん粉を乳幼児向けの食品に添加することが禁止されています。

日本ではパッケージの裏面の原材料をよく確認したとしても、詳細は表記されていないことや、使用用途によっては乳化剤として一括表記されるため、見分けることができないのが残念です。

次に、あらゆる食品に入れられている調味料(アミノ酸)。市販品には大抵の商品に入っているうまみ成分です。ごく安価な端材から食品を作り出す際に、化学的に合成された強いうまみを感じる成分を添加することで、ひとしきり美味しく感じさせることができる魔法のような調味料です。この中に含まれるグルタミン酸ナトリウムには発がん性の危険性があると言われています。

より安価なちくわにはより多くの化学添加物が含まれています。
ちくわを例に見てみましたが、かまぼこや、こども向けソーセージなど、練り物全般に含まれますので、注意が必要です。

添加物への気を付け方はそれぞれ。わがや基準を作ると無理なく続けられる。

我が家では鍋、おでんは結構気を遣う献立でもあるのですが、完全に食べないというわけでなく、時間に余裕のある時は、自然食品店や、化学添加物に気を配っている食材宅配サービスの練り物を利用すること、またある時はスーパーの数ある商品の中でも比較的添加物の少ないものを購入し、それで良しとしています。
安全な食材は多少値が張りますが、いつも安全なものばかりを食卓にあげるというのもなかなか労のあることなので、口にする頻度を落とすことでも良いかもしれませんね。

安心の基準、取り入れ方はそれぞれのご家庭の基準があって良いと思うので、まずは知ることが大事なのだと思います。

こどもに安全なものを食べさせてあげたい、という想いがあります。けれど仕事もあり、家事もあり、育児もある。安全な食生活を送りたいと思ったらある程度手間もかかりエネルギーの配分が悩ましいことでもありますが、気を張り詰めないよう、かたくなにならないように長く続けていける、それぞれのおうちのやり方を見つけていただけたらと思います。長寿の天海の教えのように、ゆるさも大切にしながら向き合っていきましょう!

おうち+まゆこ

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