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こころとからだの育ちを邪魔しない食事から免疫力を高める

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おうち+まゆこ
楽しい暮らしであることを大切に10歳と7歳の娘のふたりを子育て中。おうちのごはんはこころとからだを作る基礎。どこのおうちにもある材料で毎日作れる無添加のごはん作りをこころがけています。練馬区の認可保育園でごはん作り担当。おうちの無添加料理研究家。こころをケアするアートセラピストの資格取得。不定期で料理教室・台所整理のススメの【暮らしのねっこ】活動中。

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コロナ禍での自粛生活が続く中、こどもたちが家で過ごす時間が圧倒的に増え、家での食事回数が増えたことを背景に、レシピ検索サイトで上位に挙がった検索ワードに、『昼ごはん』・『免疫力アップ』・『時短』・『冷食』というものが急上昇していました。簡易に済ませたいけれども身体によいものを、という思いは誰しもに共通する事項のようです。
学校の休校に伴って給食もおやすみになり、今まで以上に家庭での食事は一手にこどもの成長を支える大事な場になっています。このような生活の中ですが、とても良い機会なので家での食生活を振り返ってみましょう。

どんな食事がこころとからだを育てるか

〈おうちで毎日でもつくれる無添加料理〉を得意としておすすめしていますが、なぜ化学調味料無添加が大事であるかというと、短期間気を付けてみただけでも、長年なんとなく付き合ってきた不調がスッキリして、思考もクリアになったことで身体の感覚だけでなくこころの持ちようにも変化があり、我ながら衝撃を受けた経験があるからです。それになにより料理が美味しくなりました!

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知らず知らずのうちに口にしてしまっている成分について、こどもを育てる親の方には特に、献立のバリエーションを増やす熱意と同じくらいの意識を傾けて知っていてほしいと思います。

身体によい栄養素をとりいれることも大切なことですが、同じくらい大切なのは、必要のないものを身体に取り入れないことなのです。
野菜やお肉などの代表的な素材はもとより、それ以外で知らないうちに口にしている代表的なものには人工的な化学添加物や調理に使われる油があります。

化学的な添加物は食品を長持ちさせることや、美味しそうに見せること、コストダウンにも大きな役割を担っているいるため、商業至上主義社会においては食品を扱う側にも購入する側にとってもあまりにも恩恵が大きい存在。今やなくてはならないものとして世にあふれています。そのため、知識を持ってしつこく意識を向けない限りは簡単にわたしたちの身体に入ってきてしまいます。わたしの実家の経験から言えることですが、家で食べるものは全部手作りです!という家庭でも振り返ってみると、あたりまえに添加物が使われた食品が食卓に上ってきていました。身体の成長に不必要な人口の添加物は種類が多岐にわたりますが、今回は最も身体に摂りいれたくないものの一つであり、こどもたちの大好きなおやつや食事に多用されるものでもあり、簡単に避けることのできるものでもある『油』についてご紹介します。

こどもの脳は良質な油を求めている

こどもが3歳になるまでに脳の発達がほぼ完了するといわれていたり、人間の脳組織の65%が油でできているといわれています。こどもの能力のうちの大きなウエイトを占める部分であるといえる脳。極力良い油を与えてあげるために、避けたい油をあげていきます。

取り入れてはならない油は酸化が進んで劣化した油です。油が酸化する原因としては主に3つ挙げられます。1つめは光にさらされることによる酸化、2つめは油を加熱することによる酸化、3つめは空気触れることよる酸化です。

1つめの光にさらされることによる酸化に気を付けて購入するための簡単な見分け方があります。缶入りで売られている油は容器で光が遮断されているので酸化しづらくなっています。ほかの商品に比べたら少し割高ですが、長い目でみた時に、医療費にお金をかけるよりも美味しさや安心感に投資する気持ちで選んでいます。また購入時のチェックポイントとしてはもうひとつ、油の抽出方法も大切な要素です。低温圧搾方式と書かれたものは化学薬品を使わない昔からの抽出方法なので、化学物質が溶け込んでいないので安心して口にできます。

2つめの加熱による酸化、このことから避けるべきは、高温で多くのものを揚げ続けること。お店で高温に上げっぱなしの油を使って販売されている揚げ物については、よほど健康志向でこだわりをもったお店でない限りは劣化した油を使用しているということです。おうちでも繰り返しの加熱による酸化を防ぐために、何度も使いまわした油を使う時には注意が必要です。新鮮な油はカラッと揚げることができますが、同じ調理法でも出来上がりがふにゃっとしてしまったり、揚げ物のにおいに独特の臭みがしてしまう場合や、加熱時に泡立ってしまう場合は劣化が進んでいますので新しいものと取り換えましょう。
(余談になりますが、大ブレイクしたアマニ油を添加したサラダ油などに『アマニ油配合』とアピールされた商品をみかけたことがありましたが、アマニ油は低い温度でも劣化が進んでしまうことから、効率よく栄養の恩恵を享受するためには本来はドレッシング向きなのです。商品は売れればOK!なためにパッケージ中では特に説明されていませんでしたが、炒め用や焼き菓子や揚げ油としては使用しないことをおすすめします!)

3つめの空気に触れることによる酸化に対する対策としては、開封した油はなるべく早く使い切ることです。大きな容器に入った油は安く売っていたりしますが、使いやすいサイズのものを選ぶことが酸化防止には良い選択だと思います。
もう一つは揚げた食べもので空気に触れている時間の長いもの、例えば安価なパンのコーナーに売られた賞味期限の長いドーナツや、フライのスナック類や、練り物、出来合いのドレッシングやマヨネーズ、インスタント食品や冷凍食品も油を多用した食品なので、食事やおやつを選ぶときに意識を向けてみてください。

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0歳の離乳食から始まる食事では主だって油脂は使いませんが、魚や肉にも油が含まれるので良質な成育歴のものを選ぶと良いです。

免疫力の邪魔をしない

また、劣化した油はゆくゆくは脳の認知機能にも影響を及ぼすといわれていますし、肝機能に影響を与えるので身体もくたびれさせてしまいます。健康食品へ手を伸ばすことからも免疫は強化されると思いますが、もともと身体が持っている能力を信用し、コロナ感染防止対策としても備わっている免疫力の邪魔をしないよう、酸化油に気を払う習慣をつけてみてください!

おうち+まゆこ

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