美味しいコーヒー
私は、コーヒーをよく飲みます。一時期は酸化したコーヒー豆は体にあまり良くないとのことで、自分で生豆を買ってきて、一々炒って飲んでいましたが、焙煎はさすがにプロには叶わず、最近はもっぱらCostcoで有機栽培の焙煎済の豆を買って飲んでいます。
元々は、コーヒー豆は食べ物だったそうですね。英語の教科書に、コーヒー豆を食べたヤギが興奮して飛び跳ねたことから、その後修道院で眠気覚ましに食されるようになったと書かれていた記憶があります。
それが、いつの間にやら焙煎して、コナ状にしてお湯を注いで飲むようになり、今に至っています。そんなこともあり、私は抽出したコーヒー豆のカスを捨てる際に、毎回「食べ物を捨てて良いのか?」と思うのですが、皆さんはそんなこと考えたことありますか?
初めは「食べ物」だったのです。それをわざわざ焙煎して、エキスだけ抽出して実の部分は捨てるなんて、きっとそんな様子を《初めて》見た人は拒否反応しかなかったでしょうね。
でも、積み重ねてきた歴史ではそうはならなかった。
それどころか、私を含めて、今では世界中にコーヒーの愛好家がたくさんいます。
もしも世の中に、常識人しかいなければ、変化は生まれません。
コーヒーを焙煎して飲んだような『変わり者』が道を拓くのでしょう。
様々な研究結果があるそうですが、とある調査結果によると、506社を分析したところ、性別多様性または人種的多様性の高い企業は、売り上げがより高く、顧客数がより多く、利益率が高かったそうです。また別の研究では、職歴と学歴が多様な経営チーム程、革新的な製品を考案していたそうです。
多様な集団は、より多くのイノベーションを生み出し、協調的、競争的な環境の両方でより良い意思決定を促し、チームワークを強化することが分かっている...。とも書かれていました。
皆さんの会社でも、《美味しいコーヒー》が飲みたいものですね。
島崎ふみひこ
異文化コミュニケーション研究所(R)
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