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SNSでの拡散

非常に残念なことですが、働いていた企業の悪口をネットにアップする人がいます。

酷い扱いをしたり、危ないことを強要したり、過重労働させたり、給与から必要以上の天引きをするような「ブラック企業」で、誰も助けてくれず、必死の思いで助けをネットに求めるのならまだ理解できますが、そうではないケースも多々ありそうです。

勤務態度が悪く、注意されても改善しようとせず、会社から、辞めるように勧告をされる場合でも、その本人は「被害者面」をして会社を誹謗中傷するデマをSNSに書き込むのですから質が悪い。

皆さんもご自身の「会社名」と「評判」というキーワードで検索すると、場合によっては見るに堪えられないような罵詈雑言を目にすることがあるかもしれません。

もちろん事実に反することなら、そのサイトの管理者に連絡し、毅然と対処すればよいですが、その存在自体に気がつかず、知らず知らずのうちに悪い評判が定着することは悲しいことです。さらに、そんなことを書かれた側の「本当の被害者」の心が深く傷づくのが問題です。

さてこれは、日本人だけではなく、外国人従業員の場合も同様です。

困ったことに、外国人従業員たちが情報交換するSNSは、私たち日本人の目には触れることがなく、気が付かないことが多いことが問題です。

特に大学内のSNSの場合には、外部からは全く分かりませんし、影響力も
大きく、採用活動の際に何らかの影響が起こること考えられます。さらに日本語以外のSNSの場合には、全く手の施しようがありません。

ですから、表面上従順な外国人だからといって、必要以上に言葉を荒げたり、あってはならない対応をしている企業があるとすれば、どこかでしっぺ返し(倍返し?)されると思った方が良いでしょう。

また、どんなに会社が誠意をもって外国人従業員と接していても、お互いの理解が合わず、逆恨みされることも起こりえます。高度外国人財といっても「人」です。

まるで、知らず知らずのうちに広がるコロナ禍と同じです。

予防でできることは限られています。でも、その「やるべきこと」をしっかりすることが重要です。そして、感染する可能性は常にあることを頭の隅に持ち、感染してしまった場合の対応策を事前に持つこと、そして悪化しないように努力をすることです。

SNSにおけ感染症で長期にわたり重症化する確率はそんなに高くないので、暫く安静にしておくことも大切です。


異文化コミュニケーション研究所(R)
https://www.globalforce.link/
日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用

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