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高度外国人財と多様性

高度外国人財と多様性弊社、異文化コミュニケーション研究所(R)では、企業に対して多様性の重要性を示し、その実現のためには高度外国人財として日本で学んだ優秀な留学生の採用を勧めています。

ただ"diversity"的な多様性を良く理解する必要があります。

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英語の diversity のニュアンスは、類義語である variety(バラエティー)と比較することで理解できます。そもそも diversity も variety も「多様性」を意味しますが、variety は「同じ種類の中での違い」を強調する傾向があり、diversity は「そもそも種類が違うこと」を強調する傾向があるのです。
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(https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/から引用)

「そもそも種類が違うこと」ということは、例えていえば、動物園の檻の中に肉食獣から草食獣まで入れるようなものです。また馬とロバを掛け合わせて「ラバ」は生まれましたが、猫と犬とを掛け合わせて「ネイ」なんて動物は生まれていません。

つまり、多様性とは「現状の問題を前にして様々な欠陥があっても受け入れるべき手段」であるということです。

地上しか歩けない動物たちがいくら集まって議論しても、鳥を入れて議論しないと、空を飛ぶというアイディアは出てきません。ただ空を飛んだことのない動物たちが、空を飛ぶことのリスクはとても大きいということも事実です。

そのリスクという視点からすると、当然既存組織における拒否反応は当然のことです。ですが、目の前に現れた経験したことのない危機に対しては、その拒否反応を超える別の「スイッチ」を入れてチャレンジすることが求められます。

日本でも、明治維新の頃や、太平洋戦争後のようなときにはその「スイッチ」が入りました。

多様性(diversity)で、企業を活性化させるためには、新たな道を進むという覚悟と、生存への熱意がなければ、多様性の欠陥面の方が表に出てしまい、単なる混乱という傷跡を残すだけになってしまいます。

多様性(diversity)は私たちの進化の源です。是非、高度外国人財を活用できる組織になってください。弊社、異文化コミュニケーション研究所(R)はその努力を支えます。

異文化コミュニケーション研究所(R)
https://www.globalforce.link/
日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用



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