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[日程変更+解説&設問を発表]AI及びディープフェイクと性暴力【英語で学ぶ大人の社会科】第63回 11/27(月)20時@オンライン

日程が変更になりました。AIとディープフェイクの未来について英語で議論。


2023年11月後半の「英語で学ぶ大人の社会科:世界の知性が語る現代社会」のワークショップのお知らせです。2023年11月27日(月)夜20時@オンラインで開催するワークショップは、「euronews」の記事「More than 20 girls in Spain reported receiving AI-generated naked images of themselves. But can deepfakes be legally punished?」を使い、英語で議論します。このワークショップの解説と設問を発表します。

【ワークショップ】

「女性に対する暴力撤廃の国際デー」とは

内閣府男女共同参画局は11月12日~11月25日を「女性に対する暴力をなくす運動」と定めています。内閣府の要請を受けて、地方自治体他、様々な団体がこのキャンペーンに関連した活動やイベントを各地で行っています。

令和5年度 女性に対する暴力をなくす運動

「女性に対する暴力撤廃の国際デー」(International Day for the Elimination of Violence against Women)は、国連により、毎年11月25日に定められた国際デーであり、内閣府の運動は、この記念日と関連した取り組みです。1960年11月25日、ドミニカ共和国で独裁政治への反対運動をおこなっていたミラバル姉妹が政府によって暗殺されたことがきっかけとなり、この記念日が制定されました。

11月25日の「女性に対する暴力撤廃の国際デー」とは: 女性の人権を守る積極的な施策を

国連も記念日と合わせて、11/25から12/10の16日間を UNITE to End Violence against Women Campaignとしてキャンペーン活動をしています。2023年のテーマは“UNITE! Invest to prevent violence against women and girls”です。

International Day for the Elimination of Violence against Women
25 November

AI及びディープ・フェイクと性暴力

女性に対する暴力の中で、顕著なものの一つが性暴力です。実際に身体に危害を及ぼす暴力は一目瞭然ですが、テクノロジーの進化とともに、近年新しいタイプの性暴力が生まれています。ずばり、AIによる偽画像により、実在の人物、特に子供たちが被害を受けるケースです。

スペインの小さな町で起こった事件が、EU全域の大人たちを震撼させました。少女たちがSNSに投稿した通常の写真をもとに、彼女たちの全裸の画像をAIで自動生成させ、それが拡散されたのです。この写真は本人にも直接送られ、それをもとに脅迫を受けた少女もいます。以下、ニュースの見出しの意訳でです。

「スペインで20人以上の少女が、AIが生成した自分の裸の画像を受け取ったと報告。しかし、ディープフェイクは法的に罰せられるのだろうか?

彼女たちは、インスタの画像を悪用されたそうですが、犯人が同年代の少年たちだった、というのも衝撃でした。最年少の被害者の少女は11歳。しかも、この画像はポルノサイトにも、すでに転載されている可能性が高いのだそうです。脅迫は、もちろん犯罪ですが、現在のEU内では、このディープフェイクを取り締まるために、既存の法律が適用できるかどうかは、極めて微妙だということです。そのため、AIを悪用した性暴力を規制するための法律を求める声が世界的に高まっています。

次回開催の「英語で学ぶ大人の社会科」では、以下の記事を教材として
用い、AIと性暴力について英語で議論します。ご関心のある皆様のご参加をお待ちしています。このワークショップの詳細は以下のとおりです。

日時: 2023年11月27日(月)20時~21時30分

場所: オンライン
定員: 10名程度まで
費用: 見学のみ: 500円、初回参加者:800円~

【教材】

More than 20 girls in Spain reported receiving AI-generated naked images of themselves. But can deepfakes be legally punished?

チケットの申し込みは以下のYahooチケットサイトから、または銀行振り込みでお願いします。

【チケット】


AI及びディープフェイクと性暴力【英語で学ぶ大人の社会科】第63回 11/27(日)20時@オンライン

【銀行振込での申し込み】

振込用紙は以下のサイトからダウンロードお願いいたします。

このワークショップの設問は参加申し込み者、サロン会員、有料ニュースレター購読者及び後日発表するnote記事購入者にのみ送付します。過去のワークショップと同様の設問を設定しますので、以下のマガジンの2020年4&5月の記事(設問を公開しています)を参考にしてください。

【英語で学ぶ大人の社会科】世界の知性が語る現代社会

【解説】

先日、テレビ東京「WBS(ワールドビジネスサテライト)」のメインキャスターである大江麻理子氏が以下のようなツィート(ポスト)をXに投稿しました。

大江麻理子 Mariko Oe @oe_mariko
本当に本当に困っています。InstagramやFacebookで、私の名前を騙った詐欺広告が横行しています。何度削除依頼をしてもまた出てきます。なぜこんなことが許されているのか、メタ社に取材しようかと思っています。とにかく、テレ東以外が出している私の名前での広告は全て詐欺です。ご注意ください。

大江麻理子

大江氏のような著名人だけでなく、一般人も巻き込んだディープフェイク画像が氾濫しています。先日、岸田首相の偽動画が出回りましたが、政治家などのフェイク画像・動画は社会的影響力が大きく、それが偽物であることは、後に判明することが大半です。しかし、今回のような、一般人、特に子どもが被害者になるケースが、海外では既に発生しています。

ここから先の情報、設問はイベントへの申込者、サロン/メンバー/有料ニュースレター会員、note記事購入者に公開します。

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