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サバイバル体制を整えるための農業による自給自足


「食」というものは人間を支えていく大きな要因の一つである。
「食」がなければ人間は生きていくことは不可能である。
その「食」というものが今、日本では危機的状況に
陥ってしまっているのである。
遺伝子組み換え食品や大量の農薬によって
「食」そのものが侵されてきている。
海外では危険として使われていない農薬や、薬などが大量に入ったものが
日本では当たり前のように輸入され、私たちの食卓に並んでいる。
安さに目をとられ、見た目に目をとられてしまい、
身体の危険性は二の次となってしまっている。

そもそも日本は食料自給率が37%ほどしかない。
輸入が止まってしまえば単純計算で
5人に3人が食べていくことができないことになる。
今の時代輸入が止まることなどないと豪語している人もいるが
事実、今ロシアとウクライナの戦争によって小麦の輸入が激減すると言われている。
特にこれからはコロナによってすべての国はまず自分たちの国をうまく回すことを第一義としているため
他国にまで食料を輸出するということは少なくなってくる。
海外の事情によってこちらが左右される現状となっている。

もう一つの要因として、日本の農業の衰退もあると言える。
それは政府による農業の支援の少なさにも起因しているかもしれない。
しかしそもそも若者が農業に関心がないのである。
「3K」と呼ばれる、
きつい、汚い、危険と言われやりたいという人がいないのである。
農業の高年齢化というものがあり今、
農業従事者の平均年齢は68.5歳である。
何と普通の企業であれば定年退職をしている人たちが
今の日本の農業を支えているというのが実態である。
若者と言われる35歳以上の農業従事者は全体の5%しかいないのである。
日本自らで食を確立することが
徐々に徐々にできなくなってしまってきているのである。

だからこそ今こそ必要なのは自給自足という体制である。
「食」というものが大切であればあるほどに
他に依存してはいけない。
自分で自分を支えられるようにならなくてはいけない。
そんなこと不可能だという人もたくさんいる。
しかし日本の江戸時代を見てほしい。あの時代は鎖国をしていた。
オランダなどとは少し貿易をしていたが自給率はほぼ100%であった。
日本国内だけでも自給自足は可能なのである。
私たちも実際に10年間、自給自足のための農業を行っている。
安心安全を守るために無農薬で行っている。
米を中心に、小麦や大豆、小豆、夏野菜etc….
志をともにした人とやる作業は作業ではなくイベントとなる。
種まきイベントであり、草取りイベントであり、収穫イベントとなる。
とても最高の時間を過ごすことができる。
最も重要なものであり、今とても危機に瀕している「食」
サバイバルとなったとしても私たちは生きていくだけの準備をしている。

私たちは「食」の復活とサバイバル体制に向けて農業。
これが日本復活には必ず欠かすことができないものであると確信している。



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