リーダーの存在： アンドリュー・クオモ NY州知事の緊急表明が心に響く

2016. 11. 16記事

先日終わった米大統領選。

アメリカに永住者として住んでいる者として思うところは勿論沢山ありますし、本業からの視点で語りたいことは沢山ありますが、後者はもう少し推敲してから、こちらか何かのメディアにて書こうと思っています。
＊ムック本『トランプ解体新書』（日経ビジネス）
日経ビジネスオンラインに寄稿

そして前者に関しては、様々な考え方はあると思うのですが、ここであえて政治色を出すつもりがないこと、また、私は永住権保持者（グリーンカード・ホルダー）でありアメリカ国籍所有者ではないので（ここ勘違いしている人多いんですよね。永住権は国籍ではありません）、その国の政治に文句を言うのであれば、その国の国籍とってからにすべしという考えなので、こちらには言及しません。

それはさて置き、私の備忘録の一つとして、心に響き、読んで思わず泣けた表明文をこちらに。

数日前の11月12日（土）EST、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事（Governor Andrew Cuomo) が、大統領選挙後、全米各地で発生するマイノリティに対する攻撃行為を懸念して、選挙後初めて沈黙を破り、Facebookで緊急表明をしたのです。

Andrew Cuomo

そして、ユニオンスクエア構内の壁に、沢山の人がポストイットでメッセージを貼り付けている場所にも、ご自身でメッセージをペタリ。

先行きのかわからない不安は恐怖に変わり、暴力にもなる。そんなアメリカですが、「自分が守る」と力強い意思表明をしてくれるリーダーのいるニューヨーク州に住んでいることを、嬉しく、そして誇りに思います。

多くの人々の不安を和らげ、良い方向に動かしていく力を持つメッセージとは、こういうものだと思った次第。

どうやら州のページなどには書いていない物のようなので、流れていってしまう前に、そして自分で忘れないうちに記録しておこうと思いました、「リーダーの存在」と「心に響いた表明文」として。