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ヘアバンドがこの秋トレンドで復活?!

ヘアバンド(ヘッドバンド/カチューシャ)がこの秋トレンドとして戻ってくる模様。
90年代の復活、「ゴシップガールの影響もあるようだ」とのこと。

ビジネスシーンに身を置く大人の女性にとって、これは有効かはたまた無効か? そして注意点は何か?

筆者的見解をまとめてみた。

その昔、この手のものが使われていた時代を情報でしか知らない世代が使うのは何の問題も無いだろう。

しかし、要注意なのは10代後半以降でこれらを使った/それを見ていた時代がある人たち。一言で言えば、バブル期に自分で経済活動ができていた/始めていた人たち。

脳に刻まれた記憶と体に残った経験が邪魔をして、「知ってる!」という慣れの感覚が、着装した仕上がりの「図々しさ」につながることが大いにある。それは、初めて使う・体験する時のちょっとした「不安感」や「気恥ずかしさ」が生み出す「新鮮さ」が欠落、トレンドのはずが一気に古臭くなってしまうからだ。

その上、90年代からは20年以上経っていて、その頃の自分はどこにもいないにもかかわらず、このアイテムをずっと使い続けているわけではないので、染み付いた使い方は20年以上前のまま。その為、「前の時代の人ね」というのが一目でわかる仕上がりになり、現在の年齢が悪い方向に強調される悲しい結果になりかねない。

しかし「止めなさい」と言ってるわけではない。試すのであれば、初めて使うものという感覚で手にとり、現在の自分に合うのかどうか?を冷静に判断するのが、大人世代にとってのリバイバルなトレンドの取り入れ方だ。

それは今回のヘッドバンドに限ったことでは無い。

トレンドの楽しさ・効能は、「時代感」や「新しさ」というスパイスを上手に取り入れることができるところ。自分が古く見えたり、時代錯誤的に見えてしまうようであれば、無価値以下であり、悪でもあるのだ。なぜなら、ビジネスシーンに身を置く立場であれば、何よりも「現役感」が命だから。

今や、全く新しいものなどなかなか登場しない時代。リバイバルものは多数。だからこそ、長い経験に基づいた見る目と、常に新しい物の見方ができる感覚の両方を、常にバランスよく持ち合わせていたいものだ。

ちなみに筆者は、髪の色になじむダークカラーでメタル系素材の、素材が細めでその存在が際立たないヘッドバンドがあったら、入手したいと目論んでいるところ。
ヘアスタイルがロングで前髪も長い。集中作業中は一つにまとめてしまうことがほとんど。しかし、その状態から急に外出しなくてはならなくなる時に、ワックスなどをつけずに顔周りの髪をまとめ、顔をすっきり見せることができるだろうから、時短な上にちょっと手をかけた感ありで有効。そういう目的と用途を踏まえた場合、同じく顔周りにつけるアクセサリーであるピアスを引き立て、自分が持っている服の邪魔をしないものがいいなと形を想像したところ、それっていわゆるダークカラーのヘアピンがヘッドバンドになっただけという落ちです😅

でもただのピンの延長戦ではダメ。ミニマムで洗練されている、知性のあるものがいい。となると、なかなか探すのが難しそうだけれど、探索するとしよう。

ビジネスシーンでヘッドバンド(カチューシャ)といえば・・・と連想して一番最初に浮かぶIBMのCEO Ginni Rometty女史。

「Forbesより」

髪の色に馴染むものをいつも使用していらっしゃり(メタルっぽいらしい)、アクセサリーとしてではなく、髪をすっきりまとめて、顔も耳も全部出して相手に見せる為の道具として使用していらっしゃるのだということがよくわかる。ワンレングスのヘアスタイルをすっきりまとめるには、ピンでは心もとないし、時間も手間もかかる。「ガバッとすっきりやっちゃいましょう」ということなのでしょう。私もその判断に大賛成。

このリバイバルなトレンドであるヘッドバンドが、ビジネスに携わる大人の女性達にどれくらい用いられるか、それも日本ではどうなのか?は不明だが、まずは一つ、この古く新しいヘッドバンドというトレンドを有効に使えるか、今の年齢になったご自分に問うてみるのは如何だろうか?

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