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「女性初の米国副大統領が誕生!勝利宣言でカマラ・ハリス氏が「全身白の装い」に込めた思いとは?」:『Precious.jp』寄稿

先頃米国で誕生した、女性初、黒人初、そしてアジア系初の副大統領となることが確実になったカマラ・ハリス氏。

まさにガラスの天井を打ち破った彼女が、現地時間11月7日(土)夜に行ったアメリカ大統領選挙の「勝利宣言」という大舞台にどの様な装いで臨んだのか? 全身白を纏った理由、ボウタイ・ブラウスの意味、彼女がいつも身につけるパールの訳などの解説を寄稿した。

本稿では触れていないのだが、肩の長さで柔らかく整えられた髪、あまり色味を感じさせないけれど、きちんとしたメイクなど、解説したい部分も多々あり、それはおいおい拙note、もしくは別記事にできたらと思っている。

また、このハリス氏のパンツスーツ、「サイズ(というかシルエット)があっていない」というコメントを、日本の某一流ファッション紙のSNS上アカウント上で目にした。それを見た時に、確かになるほどなぁと思うと同時に、単一民族である日本人の骨格や体型の違いとは比べ物にならないくらい、多民族国家であるアメリカ人の骨格や体型は様々であり、また日本の方が思うその理想の素敵さバランスと、今回のハリス氏の最優先とした「目的」とは大きくかけ離れている、根本的価値観の違いということが明確で、社会の中でトップとなる女性にとっての「装い」とはなんぞや?という部分を改めて掘り下げて、このタイミングで解説言及してみなくてはとも思っている。

また、今回のPrecious.jpに寄稿した記事でも書いたのだが、「そのような場での「装う」という行為は、単なるファッションや流行ではありません。スピーチで語られる言葉とともに、アメリカの代表となる覚悟と、国民そして世界の人への姿勢を示すことであり、後世に語り継がれる歴史となるわけです。」なのだ。

また、政治的観点は別として、「装い」にだけ関して言えば、もちろん全てをベストに整えることができたら最高だが、人間そんなわけにはいかないのが事実。特にアメリカではいわゆるモデルの様な体型ではない人の方が大多数な上に、多様な体型も個性、不完全ということ自体、実はないということがわかる。これこそダイバーシティ。

そして、それがスタンダードでありノーマル(常態)であることが、アメリカという国の特徴の一つであると信じて止まない。


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