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経営者は気づけない「当たり前」の罠
宇都宮市が拠点のデザイン会社「glitch」です。
サムネの画像は記事には一切関係ない、美味しい麻婆豆腐の写真です。
突然ですが
「このお店、もったいないなぁ」
って思う事ありません?
地方でデザイナーをしている僕は、仕事で訪れる会社やたまに入る飲食店などで、ついついそんなことを考えています。
というのも、素晴らしい価値を持っているのに、当の本人(経営者や従業員の方々)が気づいていないケースをよく目にするからなんです。
なぜ自分の会社の良さって認識しにくいのか?
1. 「当たり前すぎて」が曲者
じつは、僕たちって「毎日やっていること」や「昔からやっていること」の価値にかなり気づきにくい。これはおそらく全人類そうなのではないかと思います。
例えば、こんな経験ありませんか?
- お客さんから「この細かい気配りがすごく良い!」って言われて初めて「えっ、これって特別なことだったの?」って気づく
- 新規の取引先の人から「そのスキル、すごくめずらしいですね」って言われて「これって他の会社もやってることじゃないの?」って思う
じつは、そういう「当たり前にやってること」の中に、他社や他人にはない強みが隠れていたりするんですよね。
2. 近すぎて見えない
でも、それが普通なんです
毎日必死で仕事をしていると、自分の会社の特徴を客観的に見るのって、本当に難しい。
僕が仕事のご依頼で行ったカフェでは「スタッフの温かい接客」が最大の魅力だなと感じましたが、経営者の方は「メニューが少ないかも...」と心配して、無理に種類を増やそうとしていました。でも、常連さんは「ここの雰囲気が好き」って理由で通ってる方が大半で、本来の魅力に気がついていない。あるあるです。
3.そこでデザイナーの目って、こんな風に役立ちます
第三者の目、特にデザイナーの視点が役立つ理由はこんな感じ:
1. **情報伝達の目線**:情報の整理や、何が目立つかの判断が得意
2. **お客さん目線**:常に使う人の立場で考えるクセがある
3. **改善したがり**:「こうしたらもっと良くなるかも!」って考えるのが好き
ここからは皆さんができる実践編です!
まずは最初のステップとして
どうやって自分の会社の良さを見つけたら良いのか?
ここからは具体的なステップを紹介します:
1. まずは、お客さんの声を集めましょう
- 常連さんとの何気ない会話
- SNSでのエゴサーチやugcのリサーチ
- アンケート
2. 競合他社と比べてみる
- なんでうちを選んでくれるのか?
- 近所の似たようなお店との違いは?
- うちだけの特徴って何だろう?
3. 第三者の意見を聞く
- デザイナーや専門家に相談
- 違う業種の人と話してみる
この3つをやることで、自社や自分の店のお客さんが本当に感じてくれている「価値」を見つけることができます。
そしてその価値が見つかれば、それを情報発信することが本来のミスマッチにならない集客に繋がると僕は思います。
最後に
自分の会社の良さに気づくのって、本当に難しいんです。僕自身も、自分の仕事の価値ってわからなくなってお客さんに聞いたりします(笑)
でも、「意外と気づけないものなんだな〜」って認識できているだけでも大きな一歩。第三者からの意見を聞いたり、時には専門家に相談したりすることで、新しい発見があるはずです。
デザイナーとしての僕の仕事は、見た目をキレイにすることだけじゃありません。皆さんの「気づいていない良さ」を見つけて、それを多くの人に伝えられるように形にすることも大切な仕事だと思っています。
この記事を読んでくださっているあなたの会社やお店にも、きっと気づいていない魅力があるはず。
この機会にちょっと違う角度から見てみませんか?