見出し画像

世界各地の文化や風習が、感染症対策としてとっても合理的で興味深い話

これ、1ヵ月くらい前に読んでとっても面白かったツイートのまとめ。  

新型コロナウイルス感染症の流行が広がるにつれ、14日間の隔離、外出自粛、3密を避ける、ソーシャルディスタンスなど、生活スタイルの変容を求められている今日この頃ですが、実は古くからの風習が感染症対策だったのでは?という話。

いくつか抜粋します。


文化や風習に隠された感染症対策

人の死は「穢れ」として扱い、49日間は喪に服す。

英語で隔離や検疫を意味する「quarantine(クアランティン)」。
イタリア語の「40日」という言葉が由来だそうです。
由来は14世紀のヨーロッパで猛威をふるったペスト対策。
当時の人々は、地中海を行き来していた船がペストを運んでくるということを大体理解していて、船が港に到着しても、40日間は港の外に待たせて、船の中の様子を観察したそうです。

日本でもヨーロッパでも、ある程度の日数を隔離して様子を見るという点で共通しています。

他にも、故人を寝かせていた布団は焼く、
というのは、おそらく天然痘は患者の膿やかさぶたにも天然痘ウイルスが多く含まれ、衣類や寝具も感染源になったからなのでしょう。

何百年も経っているのに、人間が未知の感染症に対して出来ることといったら、隔離すること、ちゃんと手を洗うこと、とかなんですねぇ。
それしかできない。

世界各地に伝わる昔からの風習が、感染症対策として見ると見事に合理的なのがすごいなと思います。

「村八分」も感染症対策が含まれている

そういえば、高校の時に文化人類学の授業を取っていたんですが、
村中から仲間外れにされる「村八分」という言葉についての話をしていたのを思い出しました。

みんなから八分絶交されても二分残されている。
その1つは火事。火が燃え移り村中が燃えてしまったら危ないから。
もう1つは葬式。死体をそのままにしておくと腐臭がするし、疫病の原因になるため。

ということだそうです。

そのくらい、疫病っていうのは昔から人々から恐れられ対策をされてきたものだったんだなーと思います。

科学が発展した今、意識のアップデートをしなければいけないこと

その一方で、昔の得体の知れない病の原因が細菌やウイルスだと分からなかった頃は、ユダヤ人の迫害などの差別も産んでしまっています。
今でも医療従事者や運送業の人がそうした扱いを受けてしまうこともあるようですが、科学が発展した現代は、どのウイルスが原因なのかはもう特定できていますので、正しく恐れるようにしましょう。

そこは進歩しようぜ、人類!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?