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日記本『#恋と似て非なるもの』について

 こんにちは! 今回は、いつも通りの日記ではなく、通販予約がスタートした私の新刊『#恋と似て非なるもの』(早乙女ぐりこ著)について語らせてください!

①通販予約・電子版について

 通販サイトBOOTHで、このnoteで公開している日記を書籍化した『#恋と似て非なるもの』の通販予約を開始しました。1冊900円(送料別)です。実物が印刷所から手元に届くのが5月2日の予定なので、ご予約くださった方には、届き次第発送します。


 また、電子版(PDF)の頒布も、5月2日開始予定です(※通販ページは現在準備中)。電子書籍派の方は、こちらの購入をご検討いただければと思います。

②「新刊セット」について

 日記本『#恋と似て非なるもの』と併せて、しゃんぶるぶらんしゅ(一ノ瀬迷子・早乙女ぐりこ)の新刊『しゃんぶるぶらんしゅ、旅に出る』も通販予約がスタートしています(この本についてもまた改めて宣伝記事を書きます)。この2冊をまとめた「新刊セット」をお求めいただくと、なんとセット割引で送料込1500円になります! ぜひどうぞ!


③『#恋と似て非なるもの』中身と外見について

 この本には、ポメラを買ってnoteに日記を書き始めた2019年7月6日から、2020年1月12日までの約半年分の日記を収録しています。ちなみに、通販ページの公式紹介文は、以下の通りです。

職場のデリカシーのないおじさんにぶち切れたり、原因不明の頭痛や不正出血に悩んだりしながらも、友人との旅行や一人酒を楽しみ、悠々自適な日々を送っている「私」。かつて“唯一無二”だと思っていた男と、いまも名前のない曖昧な関係を続けている。ある日友人に誘われて参戦したアイドルのコンサートで「推し」と出会い、日に日にのめりこんでいく「私」を待っていたのは―?! 「一人になりたい」と願って流れ着いたはずの場所で、「人とつながりたい」「軽率に愛したい」ともがく、バツイチ女30代の赤裸々日記。

 なんかこれ、noteに貼るととっても恥ずかしいな。いや自分で書いたんだけど。そして嘘はついていないんだけど。「バツイチ女30代の赤裸々日記」ってなんだよ。いやバツイチ女30代なんだけど。(葛藤)

 書籍化にあたり、全日記を読み返して掲載する日/しない日を決めたのですが、読んでいると「この日記わりとけっこううまく書けたのでは?」「この日、楽しかったなあ」という気持ちになってしまってほとんど間引くことができず、結果的にA5版・226ページという、私がこれまで出してきた本の3~4倍の厚みがある本になりました。読み応え抜群です。ゴールデンウィーク中にお手元に届くと思うので、ステイホームのお供にぜひどうぞ。

④【重要】noteで日記を読んでくれていた人にも買ってほしい

 ネットに発表した文章の書籍化、というのは私にとって初めての経験でした。毎日のように更新される私のnote日記を読んで「スキ!」したり感想をくれる方々に、「本も買ってください~」というのは図々しい気がして、ちょっと悩んでいました。
 だけどもうふっきれました。note日記をイチブあるいはゼンブ読んでくださってる方にも、自信を持ってお薦めできる本にしようと思って作ったので、ぜひ本も買ってください。

≪noteで読んでいても日記本を買ってほしい理由≫

・装丁がかわいい
 
表紙の製本テープ風の花柄と、タイトルの字体が特にお気に入りです。本棚でもかわいく存在感を発揮してくれるのではと思っています。装丁は今回も、相方の一ノ瀬迷子が担当してくれました。自分の手柄のように得意げですみません。

・連続するテキスト、ひとつの作品として完成している
 
これが一番大きいかもしれません。一つ一つの記事がばらばらにアップされるネットの記事だと、前の日記を振り返りにくいんですよね。自分で印刷したものを読んでみて、「あー私しょっちゅう同じようなこと言ってるなあ」とか、「このときにはわからなかったことに後で答えが出たんだなあ」とか、いろんな発見がありました。

・「各月の振り返り」書き下ろし
 読み直し&編集作業中に気づいたことなどをちょこちょこ書いています。

・note特有の改行による余白がない。あと縦書き
 余白がないと、文章の印象がかなり変わりますね。やっぱり縦書き&余白なしの方が、自分の文章がしっくり落ち着く感じがあります。原点回帰。

・本文中に写真がない
 特に旅行中の日記とか、写真を載せてその写真の感想を一言二言書くだけで見たもの感じたことを説明した気になっていたんですけれど、写真入れると白黒になっちゃうしページ数増えちゃうし、ということで本文中の写真は全カットしました。そのため、見たものの描写を加筆しました。撮った写真に頼って、自分の言葉で表現しないですませてきた自分を反省する良い機会になりました。

・ハッシュタグ&フォントにこだわった
 各日記末尾のハッシュタグはnoteのときにも使っていましたが、全面的に付け替えました。「#ぜんぶ厄年のせいだ」とか「#ゴーヤビールはまずい」とかいろいろ遊んでいるので、楽しんでいただけたら。本文中でフォントを変更して強調している箇所も、note掲載時とは変えているので、また印象が違うかなあと思います。
 ちなみに書籍タイトルに「#」をつけたのは、エゴサしやすくするためです。今のところ、エゴサしても私の宣伝ツイートしか出てこなくて悲しいです。

・通販予約特典として、フリーペーパーがついてくる
 
私の未公開エッセイ(約2000字)が印刷された紙がついてきます。しゃんぶるぶらんしゅの新刊に載せるつもりで載せられなかったもの、になる予定です。出社したときに印刷します。

⑤今回の通販裏事情

 今回の日記本は、2020年5月6日第三十回文学フリマ東京で頒布する予定でした。文フリが中止になってしまい、一瞬は制作延期も頭をよぎったのですが、予定通り制作して通販でお届けしようと決めました。「本になるのを楽しみにしています」と声をかけてくださった読者の方がいたこと、2020年秋の文フリでは「後編」として2020年1月~2020年7月の日記本を頒布するつもりでいたことがその理由です。だから、〆切前は「この本を落とすわけにはいかないんじゃー!」という気持ちで、本業そっちのけで編集作業をしました。適当な人間が書いていた日記なので、本文データはネット上にしかないわ、半角全角ごちゃまぜだわ、登場人物の呼び名は日によって違うわ、そもそも日付や曜日も間違いだらけだわで、本当に校正が大変でした。書いたの誰だよ! 俺だよ!! って何度部屋の中で暴れたことか。

 そんなわけで頑張って作った本なので、ぜひ通販予約or電子版購入をしていただけたらと思います。これまでの通販は、「文フリに来られなかったor買いそびれてしまった方のため、という位置づけだったのですが、今は状況が変わって、次に本を手渡しできる機会がいつになるかわからないので、何が何でも通販で届けたいの! という気持ちで、こうして不慣れな宣伝記事を書いています。
 そういう事情で、いつもより部数が少ないので、「今度会うときor次のイベントまで取り置き」というのができません。友人たちごめん。よければ送るから連絡ください。

通販サイトの画像から、表紙や本文の見本も見られます。

この本を、あなたのお手元に届けることができたらとても嬉しいです。

また、この本を販売して下さる書店さんも大募集しております。
glicosaotome@gmail.comあるいは twitterDM にご連絡ください。
ご検討のほど、よろしくお願いします。

早乙女ぐりこ





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