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家族との距離と、人の顔が認識できない問題

4月29日(水)

還暦を迎える母の誕生日当日。私が贈ったアドベントカレンダー最終日分は無事に開封の儀がなされ、似顔絵ケーキと花束も無事に午前中に届いたそうだ。こんなときだからこそちゃんとお祝いしたい、しなくてはと思っていたので、無事に達成できて一安心。ただ、今は自分が在宅勤務で自由になる時間が多いからこれだけいろいろな準備ができたけれど、平時だったらこの時期は繁忙期だし、とてもそんな余裕はなかっただろうなあとも思う。

母とは普段からマメに連絡をとっているけれど、こういう状況になってから父ともLINEのやりとりをしている。

しかし文体や絵文字が、キャバ嬢に晒し上げられている痛客LINEそのものなのでなかなかつらい。そして会話のキャッチボールが成り立たない。

筋トレの後にストレッチもしてほしいだけなんだけど、どうしたら伝わりますか?
これもたぶん平時だったら私はキレてコミュニケーションを放棄していただろうと思う。

イベントごとを派手にやったり頻繁に連絡をとったりするのがいい家族のあり方だとは思わないし、どちらかといえばお互いの心の平穏のために「便りがないのがよい便り」的な距離感でいたいけれど、今回のことをきっかけに親とこれまでと違う風に関われたのは悪くはなかったような気がしている。

朝ご飯の記憶がない。味噌汁に乾燥わかめを散らしたような気はする。あ、そうだ卵かけご飯を食べたのだった。

午前中に通販特典のフリーペーパーを作る。本文の草案はすでにあった(しゃんぶる新刊に掲載するつもりで書いていた)ので、全体の推敲と表紙裏表紙作り。こういうちょっとしたものをちょっと作るのにもPCスキルとデザインセンスのなさを痛感することになる。グッドデザインの何がグッドなのか私にはよくわからないし、どうしたらグッドになるのかも全然わからない。ただ、メイコがデザインしてくれる自分たちの本は、いつもとても好きですてきだと思えるから、それはよかった(照)。とりあえず、今回はフリーペーパーで目立たせる必要がないので、題字と名前のサイズを控えめにしてみました。

予算の関係で実物は白黒コピーになります。ごめんなさい。白黒印刷でもニュアンスがうまく伝わればいいのだけれど。

昼過ぎにメイコから、「新刊が届いた」と連絡。昨日私がそわそわと到着を待っていた荷物は、印刷所から納品される新刊だったのでした。

共著者の手元に実物が渡る前に、きゃっきゃと写真付きでツイートしたり通販を開始したりするのはなんとなく憚られて、23時間くらい新刊納品をみんなに黙っていた私はとてもえらい。でもメイコの手元に届いた瞬間に、今度は通販を予約して到着を待ってくれている人たちのことが気になって、慌ててフリーペーパーを印刷しにコンビニに走ったりした。
また昼ごはんを食べそびれそうになる。おいしいパンが食べたかったけれど、近所のおいしいパン屋は休みなので、坂の下のパン屋に向かうけれどそこは完売、駅の向こうの行ったことないパン屋に向かうけれどそこは休業ということで絶望する。とぼとぼ帰って、同じ小麦粉だしということでうどんを茹でる。農家直送野菜セットの中に入っていた、スイスチャードというカラフルなほうれん草のような野菜をウインナーと一緒に炒めて、そこにうどんを投入。みりんと醤油で味付けをして焼きうどんにした。スイスチャードのおかげで彩りはごきげんだし、美味しくできたので満足。そうして空腹を満たしてから通販の発送作業の続きにとりかかり、作業が無事に完了したら夜になっていた。というわけで、予定より早いですが、新刊通販開始しました! やったー!

アマプラで「ワイルドスピード:スーパーコンボ」を見る。シリーズ一作も見たことなかったけれど何も考えずに楽しめた。けれど、主演が二人ともスキンヘッドで、最初全然見分けがつかなくて困った。もともと私は接客業のくせに人の顔が全然識別できないのだけれど、在宅勤務になってより一層悪化しているかもしれない。途中からは筋肉の厚みと首の太さで判断していた(顔認識に挫折)。二人がめちゃくちゃ力にもの言わせて素手で敵をぼこしていくので、私も筋トレをがんばろうという気になって、日付が変わってからスクワットをがつがつやる。明日出勤日だということに気付いて布団に入ったけれど、息が上がってしまってしばらくうまく寝付けなかった。


#日記 #エッセイ #ワイスピ #新刊 #通販 #デザイン #恋と似て非なるもの

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